内容説明
レイクナバにトルネコという名のひとりの男がいた。もともとは穏やかな気性だが破邪の剣を手にしたとたん、幼き日の夢、世界一の武器屋になることを果たすため、エンドールへと旅立つ。やがて彼はエンドールとブランカを繋ぐトンネルを作るために尽力することに…。一方、踊り娘マーニャと占い師ミネアの姉妹は、街から街へと渡り歩くジプシー生活を続ける。父エドガンの仇を討つという、真の目的を持ちながら…。…「勇者」たちがそれぞれの思いを抱きつつ、次々に登場。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
歩月るな
4
圧倒的な二巻目。百頁に満たないですます調で語られる第三章は、しかし人と人の繋がりを感じられてとても良い。親方の話だけでじんわり来るのにトムじいさんとトーマスのくだりも素晴らしい。原作でも一服の清涼剤である。なぜなら第四章はきっついからである。鏡写しの主人公とピサロ、だけでなくバトランド大臣の養子となった山間の部族出身のライアンと言う設定と対をなすのがモンバーバラの姉妹である。エドガンの養子となった事で、キングレオ王に目通っている。あの大陸の構造、経済図式、それを自覚するマーニャの語り、何もかもが圧倒的だ。2018/02/24
Abdiel
3
章を追うにつれ、だんだんページを減らしているような気がする。巻いて!巻いて!って言われながら書いていたのだろうか。2008/06/13
こしあん*+.゜
1
章ごとに文体が異なり、各主人公の雰囲気が伝わります。特にトルネコのおとぎ話のような語り口調が好き♪次の巻が完結ですが、これまでの個性豊かな主人公たちがどうつながっていくか楽しみです。2012/08/01
てつぐみ
0
小学生の時に読んだ本
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- 電子書籍
- オレンジページ 2019年 1/2号