内容説明
ハイブ・リットとは?英文(アメリカ短篇小説)+翻訳(日本語)+作家の朗読(英語)。ティム・オブライエン、レイモンド・カーヴァー、そして村上春樹の名短篇を収録。
著者等紹介
オブライエン,ティム[オブライエン,ティム] [O’Brien,Tim]
1946年ミネソタ州生まれ。大学卒業後に従軍したベトナム戦争をテーマに、作品を発表し続けている
カーヴァー,レイモンド[カーヴァー,レイモンド] [Carver,Raymond]
1938年オレゴン州生まれ。短篇小説の名手であり詩人。「ミニマリスト」と呼ばれるもととなった、描写をぎりぎりまで削ぎ落とした文体を特徴とする。1988年没
村上春樹[ムラカミハルキ]
1949年京都生まれ。小説家。多くのアメリカ作家作品の翻訳も精力的に手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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那由田 忠
16
オブライエン本人の朗読らしいけれど、私はそういう趣味がないのでパス。ただ、カーヴァーと春樹の短編は英語で読んだ。カーヴァーの文章はきわめて簡潔で容易な単語だけのもの。それでも、息子を失った夫婦の気持と、家にかかってくる電話への怒りが身に染みるほどわかる。そして、パン屋の淡々とした謝罪とさみしい身の上語り。美味しいパンがどん底に落ちた人々の気持をなぐさめる瞬間があるのだと思ってしまう。春樹の短編はやはりよくわからないが、離婚を決意する母親の気持が半分わかるような気はした。2021/01/05
toddJPEN
0
柴田元幸さんの方が人気あるみたいだけど、僕自身はこっちの方が好みだった。読み易いし。2つ目のレイモンドカーヴァーの短編良いね。村上春樹自身が書いたレーダーホーゼンも初めて読んでハマった。2020/06/15