内容説明
卒業論文のテーマを研究するため、女子大生の順子は北京を訪れることになる。そこで起こる不思議な出来事…。「北京は、誰もが探し求めている何かに出合える街なのかもしれない」と感じさせてくれる短編小説。若者特有の将来への不安や恋愛の悩みを繊細なタッチで描くファンタジーである。題名の“順心”は中国語で、「思い通りになる」の意味。著者の前向きな考え方が全編を貫く。
目次
写真「よりみち北京」―乙黒えりと歩く変わりゆく北京
本書の楽しみ方
小説『順心』本編
用語解説
北京のレストラン・カフェのご紹介
表現練習編