私たちはいかにして英語を失うか―帰国子女の英語力を保持するためのヒント

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  • サイズ B6判/ページ数 153p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784757410640
  • NDC分類 371.5
  • Cコード C0037

内容説明

子どもは長期間の海外生活でネイティブ並みに英語を操れるようになっても、帰国後に何もしなければ、たちまちその英語力は失われてしまう。日本で子どもたちの英語力を保持するために、親たちが知っておきたい言語習得・喪失の理論的知識と親子の実践例の数々を紹介。

目次

第1章 帰国子女の英語保持について知っておきたいこと(家族で5年間、海外で生活し、1年前に帰国しました。子どもは単語をかなり忘れてしまったためか、英語がスムーズに口から出てこなくなってしまいました。;帰国したころは流暢な英語でお互いに会話していた子どもたちですが、帰国後半年が過ぎ、兄弟の会話も日本語のみになってしまいました。 ほか)
第2章 第二言語習得と喪失のメカニズム(バイリンガリズムから見た言語能力のさまざまな側面;英語を習得するのにベストな年齢はあるのか? ほか)
第3章 帰国子女の英語保持―親たちの努力
第4章 英語保持のための具体的方法―「私たちはこうしています」(外国語保持教室に通う;家庭で英語に触れる)
付章 海外子女教育振興財団について(海外に派遣される駐在員とその家族のために;企業・団体・学校のために ほか)

著者等紹介

服部孝彦[ハットリタカヒコ]
言語学博士。大妻女子大学および同大学院教授、早稲田大学講師。国連英検監修者、実用英検1級面接委員、元NHK英語教育番組講師。自らも初等・中等・高等教育を日米両国で受けた帰国子女で、英語力保持の実践者としての経験も持ち、海外子女教育振興財団の外国語保持教室にてアドバイザーを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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makimakimasa

10
妻に借りたお薦め本(帰国予定はまだ無いけど)。言語の4技能(聞く、読む、話す、書く)のうち受動的能力(前者2つ)、また文法力や発音やリズムは衰えにくく、帰国後は読書や日記による保持が有効。流暢さは喪失速いが取り戻し易く、聞く力を柱にして読み書きの力を付ければ全体も衰えにくい。親の体験談では、①英語のTVを見る ②公文で読み書きの練習 ③保持教室で実践会話、が相乗効果ありとの事。親子で毎週ムービーナイト開催も良い案だと思った。なお母語は5~6歳までに文法ほぼ習得、14歳を超えると能力の伸びは止まるらしい。2025/09/06

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