反省しないアメリカ人をあつかう方法―アメリカ人がアメリカ人の管理法を説いた日米ビジネス文化論 (増補改訂版)

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  • サイズ B6判/ページ数 272p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784757407411
  • NDC分類 336.4
  • Cコード C0030

出版社内容情報

アメリカ人がアメリカ人の管理法を説いた日米ビジネス文化論

イラクの大量破壊兵器保有を理由に、時間切れでイラク戦争に突入した挙句、今になって「兵器保有の決定的証拠はなかったが、戦争という道を選んだのはフセインだ」と弁明に躍起になる米国大統領。そして911の報復としての戦争を是とする国民。アメリカ人っていったい何を考えているのかわけがわからない、大国だからって思い上がるな、ちょっとは反省しろ!と言いたい日本人も多いはず。でも、アメリカ人は残念ながら「反省しない」国民なのです……。

本書は、アメリカ人の経営コンサルタントがアメリカ人の管理法を綴った、98年発行の同タイトルのビジネス新書を、より一般向けに編集しなおし、内容をアップデートしたものです。在米の日本企業でよく見かける、困ったアメリカ人(あるいは日本人)を取り上げ、45個のQ&A形式でわかりやすく解説。ビジネスの現場を通して、アメリカ人の国民性とアメリカ文化の特質が浮き彫りになります。なぜうちの会社のアメリカ人社員は言い訳ばかり言うのか、なぜ米国の大手IT企業はバグだらけのソフトを売って平気なのか、はたまたなぜG・ブッシュは昨今の外交政策の失敗を認めようとしないのか----そんな疑問にまで答える一冊です。これを読めば、アメリカ人をより正しく・深く理解することができるでしょう。またアメリカ人に焦点をあてつつも、日本人(と日本企業)への警鐘にもなっており、ぎくりとさせられること請け合いです。

発売日:2003年10月22日
本(188×128×14mm、272ページ)

著者:ロッシェル・カップ(Rochelle Kopp)
経営コンサルタント。シカゴ生まれ。イエール大学歴史学部、シカゴ大学経営学院修了(MBA)。日本の大手金融機関勤務を経て、日米ビジネスパースンの異文化理解のための経営コンサルタント会社Japan Intercultural Consultingをシカゴに創設、現在、全米および日本でセミナーを行っている。

住友商事、ソニー、デンソー、東芝、トヨタ自動車、日立、富士通、本田技研工業などを対象にコンサルティング活動を行い、諸大学、日本貿易振興会(JETRO)、日本在外企業協会などでの講演も頻繁。

著書に『ビジネスミーティングの英語表現』(ジャパンタイムズ)、『ソフト・マネージメント・スキル』(日本経団連)、『これでアメリカ人と仕事ができる』『これで海外工場でうまく仕事ができる』(2冊ともPHP)など。
クラブアルク会員誌『マガジンアルク』にて、ハイブリッド異文化エッセー「ハグとお辞儀のはざまで」を連載中。

【カスタマーレビュー】 大変おもしろく一気に読破。海外留学、海外国際機関で勤務して、なるほどとうなずけなかった米国人の思考がこの本で理解できた。(57歳/男性/団体顧問)
アメリカ式の実力・能力重視による給料決定や雇用に際して性別や年齢の差別のないところはうらやましいと思いました。大変興味深かったです。
勉強になりました。この本について書かれていることで悩んでいましたが、参考になりました。
大変参考になりました。仕事でアメリカ人と関わる事が多いため、本書を参考にし、良いコミュニケーションがとれるように実践してみたいと思います。

[目次]

増補した部分→※

★はじめに

第1章 アメリカ人には気をつけろ!

第1話 文句の多いアメリカ人
※第2話 反省しないアメリカ人
第3話 褒められたいアメリカ人
column Thank you.以外の褒め言葉いろいろ
※第4話 がまんできないアメリカ人
※第5話 締め切りを守らないアメリカ人
第6話 権威に弱いアメリカ人
※column 郷に入っては郷に従…うな?
第7話 批判に弱いアメリカ人
第8話 おしゃべりなアメリカ人
※第9話 秘密主義のアメリカ人
第10話 「ノー・プロブレム」と言うアメリカ人
第11話 「can do」と言うアメリカ人
第12話 「That's not my job!」と言うアメリカ人
第13話 残業しないアメリカ人
第14話 他部署からの依頼を軽んじるアメリカ人
第15話 同じ失敗を繰り返すアメリカ人
※第16話 注文の多いアメリカ人

第2章 こんな日本人と日本企業もコマリマス・・・

※第1話 無口な日本人
第2話 会議が苦手な日本人 (1)
第3話 会議が苦手な日本人 (2)
※column アメリカ人との会議で口を挟む術
第4話 日本語を話したがる日本人
第5話 すぐ転勤してしまう日本人
※第6話 実現できない目標を立てたがる日本人
第7話 ミステリアスな日本人
column 職場で世間話をしよう!
第8話 早く決められない日本人
※第9話 何でも「至急」扱いにしたがる日本人
第10話 日本語を教えたがらない日本人
※第11話 板挟みになっている日本人
※第12話 返事を寄越さない日本の本社
※第13話 米国市場に疎い日本の本社
※column あなたの英語、ここが危ない!

第3章 アメリカ人も日本人もハッピーになれる人事管理法

第1話 「従業員手引き」は会社の法典
第2話 米国流の人事評価制度
第3話 休暇中の従業員に仕事をさせるには?
第4話 辞めさせた方がいいのかどうか
第5話 雇用訴訟は他人事ではない
※column 「年だから外国語習得が遅い」はウソ
第6話 セクシュアル・ハラスメントはどう防ぐ?
第7話 従業員の給与設定で困ったときに
第8話 会社でセミナー代を払うべきか?
第9話 従業員が組合を作ろうとしているのだが…
第10話 障害や病気を持つ従業員の処遇
※column 危ない橋をドンドン渡れ!
第11話 ワーキング・マザーを戦力にする
第12話 会社になじむ社員を採用するコツ
第13話 従業員の流出を防ぐには
第14話 社内募集制度に異議あり!
第15話「ハイブリッド文化」の提唱

内容説明

ビジネスの現場から見えたアメリカ人と日本人の意識の「ずれ」。アメリカ人がどうしてそう考え、そう行動するのかがわかる一冊。

目次

第1章 アメリカ人には気をつけろ!(文句の多いアメリカ人;反省しないアメリカ人;褒められたいアメリカ人 ほか)
第2章 こんな日本人と日本企業もコマリマス…(無口な日本人;会議が苦手な日本人;日本語を話したがる日本人 ほか)
第3章 アメリカ人も日本人もハッピーになれる人事管理法(「従業員手引き」は会社の法典!;米国流の人事評価制度;休暇中の従業員に仕事をさせるには? ほか)

著者等紹介

カップ,ロッシェル[カップ,ロッシェル][Kopp,Rochelle]
経営コンサルタント。シカゴ生まれ。イエール大学歴史学部、シカゴ大学経営学院修了(MBA)。日本の大手金融機関勤務を経て、日米ビジネスパースンの異文化理解のための経営コンサルタント会社Japan Intercultural Consultingをシカゴに創設、現在、全米および日本でセミナーを行っている。住友商事、ソニー、デンソー、東芝、トヨタ自動車、日立、富士通、本田技研工業などを対象にコンサルティング活動を行い、諸大学、日本貿易振興会(JETRO)、日本在外企業協会などでの講演も頻繁
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Humbaba

2
考え方が異なれば、同じ言葉をかけたとしても反応が異なる。日本人ならばこう考えるのだから、同じように扱えば良い。そう考えて行動したくなる気持ちはわかるが、それでは上に立つ人間としての責務を果たしているとは言えない。相手の背景を理解し、それに合わせて働きかけをすれば、双方にとってメリットの有る話し合いができるだろう。2014/01/01

issy

0
アメリカ人は反省しないわけではないが謝罪したり反省の意を表明する習慣がない、という点を認識すること。人を責めず問題に着目し「一緒に解決しよう」という前向きな雰囲気を作る。成果や締切の重要性を早めに明確に繰り返し伝える。このへんは日本人でも同じ。アメリカ人の会議は討論と意志決定の場。年上や上司でも意見が違えば議論する、あたりはギャップあり。英語での会議中に日本人だけで日本語で相談を始めるのはNG、はわかっちゃいるけどごめんなさい。2014/02/07

あっきぃ

0
アメリカ人と付き合うときには再読しようかな~2011/10/11

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