日本語教科書の落とし穴―日本語教師がはまりやすい

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  • サイズ A5判/ページ数 233p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784757401563
  • NDC分類 810.7
  • Cコード C0081

出版社内容情報

日本語教師の悩みどころを一挙に解決する教え方

教科書やマニュアルに沿って教えていても、なぜか出てくる学習者の誤用。それは日本語教師なら、だれでも一度は陥る「落とし穴」でもあります。この本は、従来の教科書や参考書の問題点を洗い出し、さまざまな誤用の背景と、教師が「落とし穴」に落ちないための具体的な教え方を、詳細に解説したものです。(アルク『月刊日本語』に1998/4月号から計18回にわたる連載に加筆修正をしたもの)

CONTENTS
●はじめに
●本書の使い方
●目次
●本文
●第1章モダリティ形式にかかわるもの:第1課でしょう(推量)「私は9時に来るでしょう。」/第2課んです(前提と説明)「もしもし、どこへ行きますか。」/第3課ください(依頼と勧め)「どうぞ推薦状をお書きください。」/第4課あげる・くれる・もらう(恩恵の表現)「先生、もう連絡しましたか。」/第5課たい・ほしい(聞き手に対する丁寧さ)「先生が欲しがりました。」
●第2章視点、情報にかかわるもの:第6課話し手の視点と動詞「姉が電話しました。」/第7課話し手・聞き手の知識と表現「名字は何ですか。」/第8課これ・それ・あれ(指示語)「生きるべきか死ぬべきか・・・あれが問題だ。」/第9課無助詞「これを召し上がってください」
●第3章命題内に現れるもの:第10課から・を「悲しくて目を涙が出ました。」/第11課動詞の自他「お湯が沸いて、麺が入ります。」/第12課~の~は・~は~が「私の頭は痛いです。」/第13課~ています「毎日、銀行に勤めています。」/第14課~てから「ドアを開けてから先生が入って来ます。」
●第4章語彙的意味にかかわるもの:第15課そして・それから「ハンバーガー1個。そしてシェイクをください。」/第16課~(し)に行く・来る(移動の目的)「結婚しに国に帰ります。」/第17課~なる(変化)「疲れるようになりました。」/第18課多い、多くの「多い人が携帯電話を持っています。」/第19課たいへん・とても(程度福祉)「たいへんはっきり書いてください。」/第20課おめでとう(挨拶言葉)「合格しておめでとう。」
●補説:文と場面/語と文法/母語の干渉
●チェックシート
●主な市販テキストとの対応表
●参考文献
著者:新屋映子、姫野伴子、守屋三千代 本のみ

内容説明

初心者が失敗しないコツを具体的に提示。学習者の誤用の背景をわかりやすく分析。本書はアルク『月刊日本語』に連載した「教科書の落とし穴」に、加筆修正したものです。

目次

第1章 モダリティ形式にかかわるもの(でしょう(推量)
んです(前提と説明) ほか)
第2章 視点、情報にかかわるもの(話し手の視点と動詞;話し手・聞き手の知識と表現 ほか)
第3章 命題内に現れるもの(から・を;動詞の目的 ほか)
第4章 語彙的意味にかかわるもの(そして・それから;~(し)に行く・来る(移動の目的) ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

satochan

0
日本語学習者がしてしまいがちな間違いがわかる。誤用を知ることでよりよく教える方法を考えていける。教科書には正しいことしか載っていないから、教師も教えたつもりになってしまうのだと思う。学習者も使える範囲が初めからわかっているわけではないから、使えると思って使ってしまうのだろう。間違いが出てこないように教えることも大切だが、間違いが出てきたときにどう教えるかはもっと大切なように思った。日本語は助詞によって意味もかわるし、使えるものも限られるし、文脈によっても使い分けなくてはならないし・・・。大変な言語だ。。。2012/06/04

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