目次
1 現場リスク編(生き残るためにはどこかで開き直りが必要。;善意は時として人を殺す。;判断に感情を持ち込んではいけない。 ほか)
2 中間管理職編(「もっと」は、どこかで止めないと事故になる。;主目的を変質させてはいけない。;2つ以上のパラメーターを同時に変えてはいけない。 ほか)
3 トップマネジメント編(安全はトップが本気で取り組むかどうかで決まる。;安全なくして、売上はありません。;絶対安全という発想が危うい。 ほか)
著者等紹介
坂井優基[サカイユウキ]
国際線ジャンボジェット機長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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♡kana*
7
確かに、航空業界の危機管理って、凄いと思う。他の業界も、このくらいすべきなんだろうなー。2017/06/27
siomin
1
世の中に事故はよく起こりますが、それを防ぐために何をすべきかを、パイロットの経験からまとめた1冊。2006年に刊行されてますが、それまでに雪印やらJCOやらJR西日本やら不祥事を起こした企業がいくつもありました。「絶対に安全」はありえず「人間は必ず失敗をするもの」であり、それを起こさないために何をすべきかが肝になっています。 また、少子化が進むと競争率が下がり、その職業に向かない人までもさいようされてしまうという意見が載っており、印象に残りました。2015/01/03
あなごさん
1
危機管理術、三つの章から構成されており、1現場リスク編2中間管理職編3トップマネジメント編で構成されている。 危険の排除は仕組みによるものしかなく人間の注意力だけに頼ると必ず失敗する。記憶だけだと曖昧になり、失敗してしまうことは良くある気がする。 また何かがあった時、自分の都合のいいように解釈し、しっかりと事を認識せず失敗に陥ってしまう。そういう時は最悪の事態を考慮して行動する。 将来やるべきことは可能であるなら即やってしまう等、失敗を防ぐ方法の基礎を学ぶことができた。あとは自分にどう応用するか考えなけれ2013/11/11