内容説明
子どものころ、どんなふうに家ですごしていたか、何が楽しかったか、どこが楽しかったか。建築家が子どものころに住んでいた沖縄の家について描いた絵本。
著者等紹介
伊礼智[イレイサトシ]
1959年沖縄に生まれる。1983年琉球大学理工学部建設工学科卒業。1986年東京芸術大学美術学部建築科大学院修了。丸谷博男+エーアンドエーを経て1996年伊礼智設計室開設。2001年プロトハウス「i‐works」を展開。2004年「東京町家(狭小地のi‐works)」を展開
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ジュースの素
6
建築家 伊礼さんの児童書だが、大人にも相応しい本。昔からの沖縄の家の理由がきっちり解る。 詳しく暖かな文章で細かいイラストも多く 最近一番のヒット本。 島にある材料だけでここまで住環境を考えた昔の人の知恵と努力にはつくづく頭が下がる。が、アメリカ世(アメリカ時代)コンクリート製の家が推奨されて今に至る。台風やシロアリに強いのだが暑さが籠るので更なる沖縄仕様の建築を工夫しているそうだ。オススメの一冊。2015/02/25
Hiroki Nishizumi
1
出来ることなら将来ヒンプンのある沖縄風民家に住みたい…2012/05/11
りつか
1
ヒンプン(屏風)を使った空間づくりの考え方が面白いなぁ、と思った。都会のど真ん中にあって、開放的な雰囲気を感じる家ってなかなかすごい発想なのではないかと思う。ああいう家、住んでみたいなぁ。【tkb】2010/11/10
読み人知らず
1
ヒンプン、っていいねえ。2007/06/13
ビシャカナ
0
日本復帰前の沖縄で幼少期を過ごした建築家の著者による、昔ながらの沖縄の家と、その暮らしの解説。沖縄という土地に根ざした工法や工夫に浪漫を感じる。しかし今では台風やシロアリに強いからとコンクリートの家ばかりになってしまった。そうした中で著者の沖縄らしさを活かした家と街づくりに期待したい。2015/02/28