パン屋のお金とカジノのお金はどう違う?―ミヒャエル・エンデの夢見た経済・社会

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  • サイズ B6判/ページ数 238p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784757300873
  • NDC分類 330.4
  • Cコード C0033

内容説明

なぜお金持ちは寝ているだけでお金が増えるのか?なぜたくさん働いてもお金は消えていくのか?なぜ借金がこんなにかさむのか?エンデのファンタジー世界からお金の本質が見える。

目次

序章 エンデの夢見たお金を求めて
第1章 経済ってなんだろう
第2章 エンデをめぐるお金の考察
第3章 エンデが示してくれた道
第4章 忘れられた経済学者、ゲゼルへの旅
第5章 対話―お金の白魔術お金の黒魔術
第6章 アルゼンチンで見た「新しいお金」の衝撃―世界最大規模の地域通貨RGT
終章 「カジノのお金」から「パン屋のお金」へ

著者等紹介

子安美知子[コヤスミチコ]
東京大学教養学部、同大学院比較文学科に学び、ドイツに留学。2001年まで早稲田大学教授を勤め、現在同大学名誉教授

広田裕之[ヒロタヤスユキ]
1976年福岡県生まれ。2000年3月に九州大学文学部卒業後、現在東京大学大学院総合文化研究科修士課程に在籍し、地域通貨を研究中。高校在学時よりミヒャエル・エンデの思想、とくに社会観や経済観に深い関心を持ち、エンデ独特の世界観が漂う文学作品の基盤について勉強を始める。また、エンデ研究とは別にスペインやポルトガル、中南米の文化にも強い関心を持っていたこともあり、世界の地域通貨の事例の中でもとくに南米のアルゼンチンRGTを中心に調査を行なっている
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