内容説明
わたしは長銀の部長だった…。長銀インサイダーからの初めての報告。現職の部長だった著者が、「敗軍の兵、将を語りたし」の思いやみがたく、「自分の勤める会社が社会に迷惑をかける」ことの苦痛のなかで、なぜ長銀はこんなことになってしまったのかを赤裸々に語る。
目次
第1章 破綻への序章
第2章 破綻の伏線
第3章 実らぬ合併への道程
第4章 長銀スピリッツは何処へ
第5章 お上頼みの経営改善策
第6章 舞台は長銀を離れて
第7章 さまざまな無念
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mustang
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かなり面白い。大変だ。2002/11/17
kota
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続いて、元長銀財形部長竹内氏の書籍。やはり、イ・アイ・イは元凶のようだが、SBC(スイスバンクコーポレーション)との提携が悔やまれるとか、金融監督庁の検査基準日が変わってしまった(6月末日→9月末日)ことが長銀を幕引きさせる結果となったとか、これまで見てきた真情とは異なる一面が知れて興味深い。何より、我々の現場は事故を起こさないのだ、長銀は日本一信頼できる集団だ、大野木頭取は立派だ、等訴えているところは、長銀を愛していたんだなと感じた。2019/02/15