右の売国、左の亡国―2020年、日本は世界の中心で消滅する

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  • サイズ B6判/ページ数 272p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784757224636
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報

終わるどころかますます強化される「戦後レジーム」。
もはやわれわれ日本国民に残されているのは、「愛国を装った売国(=保守)」か「ストレートな亡国(=左派・リベラル)」か。
この究極の二者択一をいったいどうとらえればよいのか?

戦後日本政治の正体を白日の下に引きずり出した画期的評論!

第1部 日本は世界の中心で消滅する
? 今、何が起きているのか?
 1 この国の現状診断
 2 奇妙にそろう左右の足並み
 3 もはや保守も「日本否定」だ
 4 移民から英語化推進まで
 5 集団的自衛権と対米従属
 6 「国際社会」の真の意味とは
 7 ナショナリズムを否定する安保法制

II このままだと日本はどうなるか?
 8 新しい翼賛体制の時代
 9 アメリカへの併合というユートピア
 10 丸山発言への十二のツッコミ
 11 亡国もまた合憲だった!
 12 日本消滅こそ翼賛のゴールだ

III なぜ、こんなことになったのか?
 13 戦後保守の矛盾した出発点
 14 プロレスとしての五五年体制
 15 保守が日本を否定した経緯(1)
 16 保守が日本を否定した経緯(2)
 17 すべての道はアメリカ化に通ず
 18 アメリカ一極支配の顛末

IV で、われわれは何をすべきなのか?
 20 勝手にしやがれ、天下国家!
 21 左翼・リベラルにも期待できない
 22 政権交代の不都合な真実
 23 憲法改正の、いっそう不都合な真実
 24 悪循環を抜け出すために

第2部 「消えゆく国」の風景
 01 石原慎太郎から安倍晋三まで
 02 恐怖の「ダブルお花畑」
 03 さらば、愛の行為よ
 04 劇団四季と戦後の顛末

巻末付録 政治経済用語辞典

佐藤健志[サトウケンジ]
評論家・作家。1966年東京生まれ。東京大学教養学部卒。戯曲『ブロークン・ジャパニーズ』で文化庁舞台芸術創作奨励特別賞を受賞。著書に『戦後脱却で、日本は「右傾化」して属国化する』(徳間書店)、『愛国のパラドックス』(アスペクト)、『僕たちは戦後史を知らない』(祥伝社)、『震災ゴジラ!』(VNC)、『本格保守宣言』『チングー・韓国の友人』(ともに新潮社)、『国家のツジツマ』(VNC、中野剛志氏との共著)など。また訳書に『〈新訳〉フランス革命の省察』『コモン・センス完全版』(ともにPHP研究所)がある。

内容説明

勝手にしやがれ、天下国家!保守とリベラル、どちらの言い分も“変だ”と気づいた人のために。この国の隠された真実がわかる「政治経済用語辞典」を収録!

目次

第1部 日本は世界の中心で消滅する(今、何が起きているのか?;このままだと日本はどうなるか?;なぜ、こんなことになったのか?;で、われわれは何をすべきなのか?)
第2部 「消えゆく国」の風景(石原慎太郎から安倍晋三まで;恐怖の「ダブルお花畑」;さらば、愛の行為よ;劇団四季と戦後の顛末)
巻末付録 政治経済用語辞典

著者等紹介

佐藤健志[サトウケンジ]
評論家・作家。1966年東京生まれ。東京大学教養学部卒。戯曲『ブロークン・ジャパニーズ』で文化庁舞台芸術創作奨励特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さきん

22
右と左を2015年以降の流れを沿って解説する内容だが、映画や恋愛などの観点も盛り込んでいて面白い。自分は本書を読んだところ保守に近いと思ったが、現実的に一番脅威なアメリカからの脱依存は中々現実的な道筋にはならず、独立したところで経済繁栄も失する可能性が大きく大変歯がゆい。実際、戦後はこの歯がゆさがずっと続いてきたし、この居心地の悪さの上に耐えて座るのも大事であると感じた。自分でできることは何か言い聞かせる必要を感じた。2017/03/19

hk

18
「対米従属型の日本否定を志向する保守、そして絶対的平和主義型の日本否定を希求するリベラル。どちらも日本の否定が至上命題なのだが、その手段が対米従属と護憲に分かれている。だから保守政党に投票しようがリベラル政党に投票しようが、経過こそ違えど待ち受ける未来は亡国に合流するわけだ」 概ね本書のセンターピンはこんなところだ。なぜ対米従属が日本否定に連なるかといえば、アメリカとは大東亜戦争における主要敵であるから対米従属とは敵に尻尾を振ることに等しく、日本人のナショナリズムを大きく棄損しているためだ。次になぜ絶対的2019/08/07

nori

9
I agree author's analysis of post war history. However, I can not give him good evaluation, because he proposed nothing but just grumbled for now and future. He did not aware that anti-globalism movement and post-war ressentiment in Japan are different.2017/04/26

東城

1
少子化、安全保障、憲法問題…。現代社会を取り巻く諸問題に対して、時間を昭和20年まで巻き戻し、敗戦の矛盾を根源とした袋小路に至るまでの一本の筋をあぶりだす。行くも帰るも棘の道で、果たして保守派を自称する識者のどれだけがこの絶望に立ち向かっていけるのであろうか。確かに日本政府や、人種としての日本人が完全に消滅することはないだろうが、保守と革新の対立構造の狭間で、本質たる「日本」そのものが溶解しようとしている。三島由紀夫の自決はこの事態を予見していたからこそかもしれないと考えると、暗澹たる気分にさせられる。2017/06/10

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