まともな日本再生会議―グローバリズムの虚妄を撃つ

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  • サイズ B40判/ページ数 218p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784757222571
  • NDC分類 304
  • Cコード C0095

出版社内容情報

覇権国家不在(Gセゼロ)の時代、日本はどう生き抜くべきか?気鋭の若手論客3名による、2014年以降の世界の読み方。

間違いだらけの「構造改革」と「成長戦略」はさっさとやめろ!
今こそナショナリズムを復権し、「まともな日本」を取り戻せ!
注目の若手論客3名による、極めて“まっとうな議論”。

第一章 安倍政権と新自由主義
第二章 英語公用化とグローバルビジネス文明
第三章 新自由主義が政治を殺す
第四章 政治を取り戻す、共同体を再評価する
第五章 グローバル経済の終わり
第六章 漸進主義の時代へ

【著者紹介】
中野剛志(なかの たけし)
1971年、神奈川県生まれ。評論家。東京大学教養学部卒業後、通商産業省(現産業経済省)に入省。エディンバラ大学より博士号取得(社会科学)。専門は経済ナショナリズム。2011~12年春まで京都大学大学院工学研究科准教授。イギリス民族学会Nations and Nationalism Prize受賞。著書に『反・自由貿易論』(新潮新書 2013年)、『保守とは何だろうか』(NHK出版新書 2013年)など。


柴山桂太(しばやま けいた)
1974年、東京都生まれ。京都大学経済学部卒業、京都大学大学院人間環境学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、滋賀大学経済学部准教授。専門は、経済思想、現代社会論。共編著書に『現代社会論のキーワード』(ナカニシヤ出版 2009年)、共著書に『グローバル恐慌の真相』(集英社新書 2011年)、著書に『静かなる大恐慌』(集英社新書 2012年)がある。


施 光恒(せ てるひさ)
1971年、福岡県生まれ。慶應義塾大学法学部卒。英国シェフィールド大学大学院政治学研究科修士課程修了。慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程修了。法学博士。現在は九州大学大学院比較社会文化研究院准教授。専攻は政治哲学、政治理論。著書に『リベラリズムの再生』(慶應義塾大学出版会 2003年)、共著に『TPP黒い条約』(中野剛志編 集英社新書 2013年)、『反動世代』(森健編 講談社 2013年)。

内容説明

今こそナショナリズムを復権せよ。Gゼロの時代を生き残るための正しい保守思想。

目次

第1章 安倍政権と新自由主義
第2章 英語公用化とグローバル・ビジネス文明
第3章 新自由主義が政治を殺す
第4章 政治を取り戻す、共同体を再評価する
第5章 グローバル経済の終わり
第6章 漸進主義の時代へ

著者等紹介

中野剛志[ナカノタケシ]
1971年、神奈川県生まれ。評論家。東京大学教養学部卒業後、通商産業省(現経済産業省)に入省。エディンバラ大学より博士号取得(社会科学)。専門は経済ナショナリズム。2011~12年春まで京都大学大学院工学研究科准教授。イギリス民族学会Nations and Nationalism Prize受賞

柴山桂太[シバヤマケイタ]
1974年、東京都生まれ。京都大学経済学部卒業、京都大学大学院人間環境学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、滋賀大学経済学部准教授。専門は、経済思想、現代社会論

施光恒[セテルヒサ]
1971年、福岡県生まれ。慶應義塾大学法学部卒。英国シェフィールド大学大学院政治学研究科修士課程修了。慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程修了。法学博士。現在は九州大学大学院比較社会文化研究院准教授。専攻は政治哲学、政治理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スーさん

7
今の日本国の総理大臣は、安倍さんである。彼は、世間的には『保守政治家』と認識されている。その保守的な政治家であるはずの安倍総理は、日本語もままならない子どもたちに対して、英語教育を施すことに、異常なまでに熱心である。こういった、母国語を蔑ろにする政治家が、『保守』と呼ばれる現状。確かにまともではない。このまともではなくなってしまった日本を、再びまともな日本にしようとしているのが、本書の三人の著者である。TPP同様、この戦いも、限りなく負け戦に近い。それでも立ち向かって行く人のことを、私は『保守』と呼ぼう。2013/12/17

Riopapa

6
改革とか変化とかいう言葉に惑わされず,改善,漸進で進むべき。英語教育は英語教員の声を聞かずに進められていくところに危惧を感じる。英語は確かに大事だが,教える方法を変えれば,誰でもマスターできるというものではない。英語教育も漸進主義で行くべき。2014/01/23

sonettch

6
#竹中平蔵 みたいなイカれた新自由主義者が関わるようになってから #自民党 はおかしくなった。 #小泉純一郎 が首相になったあたりから自民党はおかしくなった。ということを再認識した。それよりも前の自民党は今から思えばまだ多様な意見の持ち主がいて、まあ「まともな保守」だったのだなあ。それに引きかえ今は #安倍晋三 や #石破茂 のような器の小さすぎる小物が幅を利かせすぎて本当に厭な気持ちになる。内容に関しては、同意できるところもあれば同意できないところもあるが、そんなのは当たり前のこと。2014/01/20

しんたろう

5
言い古された反グロバリゼーション反新自由主義の体制批判の話のみで建設的な“日本再生”の話が無いという羊頭狗肉本。188pから“日本は国際秩序構想を提出してほしい”だと・・・。その原案出すのがあなた方の仕事でしょ?藻谷浩介は里山経済と言う小さいが検討に値する提案をしているぞ。綺麗ごとでは厳しい現実は乗り越えられないのが解っているのだろうか?2014/04/15

CTU

5
あとがきで提唱されている「保守」/「革新」、「保守」/「左翼」ではなく「まとも」/「まともではない」と言う分け方はとても納得がいく。「保守」と言う言葉がこねくり回され、今やどっかで見たような表現の「ホシュ」になりつつある今、「まともってなんだろうね?」を問い続ける重要性を気付かされる。2013/12/07

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