出版社内容情報
「房中術」をベースとしたハウ・トゥー・セックス本。身体の奥底から気持ちよくなるセックスの実践方法を解説いたします。
古代中国の性医学「房中術」を現代風にアレンジして作られた「フロー・セックス」の極意(愛撫&体位&気の訓練法)を豊富なイラストで完全解説!
お互いの体をじっくり愛撫したのち、体を密着させて30分間射精をがまんするだけで、体の奥底から湧き上がる大きな快感を得られる。
ふれあう、与えあう、分かちあう......、本当の快楽は「気の交流」から生まれる!
第一章 気を交わすセックス「房中術」
溢れる情報にゆがめられた性
過剰な性行動に走る人、セックスを嫌悪する人
「気」を交わすことに対してバリアを張る人々
セックスとは、大切な人と「ふれあう」「気を交わす」行為
[コラム]「名器」という幻想
第二章 古代中国で生まれた性医学「房中術」
セックスは、人の力で体を癒す健康法
古代中国の伝統医学の重要な要素「房中術」
東洋医学の身体観「陰陽」
陰陽二気の調和が健康を作る
男女が引き合うのは「完全になりたい」という欲求
射精を目的とした「瀉」のセックスと、気を交流させる「補」のセックス
「補」のセックスには、「単利(奪う)」と「双利(補い合う)」の2種類がある
イカないセックスで健康になる「還精補脳」
[コラム]射精の頻度はどれくらいが適切か?
「勃たなくてもよし、挿れなくてもよし、イカなくてもよし」
第三章 セックスとは気の交流である
そもそも「気」とは、どんなものなのか?
「気」に鈍感になっている現代人
気の状態が悪くなると健康を損なう原因に
セックスは二人で行う気功
フロー・セックスで心身ともに健康に
気のバランスが合う相手を見つける
自分が好きなものを相手に勧める
人は常に「気」を求めている
第四章 【ケーススタディ】房中術で変わるセックスライフ
<ケース1>「彼は私をイカせてはくれるけど、何か物足りないんです……」 A子さん(33歳)
<ケース2>「彼がAVのようなテクニックにこだわっていて、疲れてしまう」 B子さん(28歳)
<ケース3>「彼がイクのが早いせいで、なかなかイケずに不満」 C子さん(35歳)
<ケース4>「彼がなかなかイかず、セックスが長すぎて大変」 D子さん(42歳)
<ケース5>「相手は誰でもいい。いろんな人とセックスしてしまう」 E子さん(37歳)
<ケース6>「ブランクがあるため、久しぶりのセックスをする勇気が出ない」 F子さん(39歳)
<ケース7>「挿入がうまくいかず、彼とセックスできない」 G子さん(27歳)
<ケース8>「彼がセックスに消極的」 H子さん(35歳)
<ケース9>「結婚してからなんとなくセックスレスに」 I子さん(27歳)
<ケース10>「出産を機にセックスレスに」 J子さん(35歳)
<ケース11>「セックスはもう卒業?」 K子さん(58歳)
第五章 【実践編】気を巡らせる愛撫と交接
30分間抱き合って射精を我慢するだけ
「瀉」のセックスの回数は、年齢で違う
フロー・セックス4つの心得
気を流れやすくする愛撫(マッサージ)
気の交流を促す愛撫(マッサージ)
気を交流させるセックス
気の交流しやすい体位
初めての相手とするときや時間がないときは、短縮バージョンで
気の流れやすい体位、流れにくい体位
房中術におけるセックスのタブー
第六章 【応用編】気の訓練法
気を訓練すると、本当に必要なものが見えてくる
気を整えると、とるべき道が見える
気の流れを良くする訓練法
基本の立ち方
回春功
経絡の流れを良くする
[コラム]重要なツボ
気を感じてみよう!
<お互いの気をもっと感じてみよう!(1)>
<お互いの気をもっと感じてみよう!(2)>
体を温める陽と、冷やす陰
自分の体質を知ろう
[コラム]精力剤がEDを悪化させることも!!
【編集者からのコメント】
<本書「はじめに」より抜粋>
「日本人のセックスが、危機に瀕しているのではないか?」
この十数年、そんな危機感を抱いており、その思いは年々強まっています。インターネットが普及し、いくらでも情報を入手することができるのに、情報量の増加に反比例するかのように、どんどん間違った方向のセックスに進んでしまっている人が多いように思えてなりません。
私(瀬尾)の仕事は鍼灸師ですが、大学卒業後に中医学を学ぶために中国に留学したときに、中国の伝統的な性医学である「房中術」に出合って感銘を受け、その研究を進めてきました。房中術でいうセックスとは、簡単にいうと、セックスを通して気を交流させることで、深い快感と愛情を味わうと同時に、気を充実させて健康を手に入れる気功の一種といえるものです。
また、房中術が教えるセックスは、二人のコミュニケーションを深め、愛情を確かめ合い、細胞の一つひとつが喜ぶような本当の気持ち良さを与えてくれるものです。それを知らずにいるのは、人生の損失だと考えています。
この本は、ちまたによくある女性をイカせることを目的にしたテクニック本ではありません。セックスの本当の意味を考え、パートナーと協力して本当に気持ちのいいセックスを実現するための本です。この、房中術の考え方に基づいた、気を交流させることで、体の奥からじんわりと本当の快感が広がり、愛を深め健康になるために役立つセックスを「フロー・セックス」と名付けました。フローとは、「Flow」であり、気の流れを示しています。「フロー・セックス」とはいわば、「気が流れるセックス」を表します。また、スポーツの世界では「Zone(ゾーン)」とも呼ばれるミハイ・チクセントミハイ(※アメリカの心理学者)の唱えるFlowの概念にも近いかもしれません。ぜひ、二人で一緒にこの本を読んで、フロー・セックスを実践して、セックスの本来の気持ち良さを味わっていただきたいと思います。
【著者紹介】
瀬尾港二(せお こうじ)
1960年、宮崎県生まれ。アキュサリュート高輪院長。日本中医学会事務局長。ICU理学科卒業後、85~94年、北京へ留学。北京中医学院を卒業と同時に中医師資格取得。東直門病院にて婦人科研修。帰国後、後藤学園附属はりきゅう臨床施設院長を経て、現在に至る。著書・共著に、『図解 よくわかる東洋医学 漢方薬・ツボ・食事、3つの養生法で治す』(池田書店)、『中医食療方 ~病気に効く薬膳 』(東洋学術出版社)など。中医学各種セミナーを開催中。
内容説明
古代中国の性医学「房中術」を現代風にアレンジ、愛撫&体位&気の訓練法を完全解説。
目次
第1章 気を交わすセックスの技術「房中術」
第2章 古代中国で生まれた性医学「房中術」
第3章 セックスとは気の交流である
第4章 ケーススタディ 房中術で変わるセックスライフ
第5章 実践編 気を巡らせる愛撫と交接
第6章 応用編 気の訓練法
著者等紹介
瀬尾港二[セオコウジ]
はり師・きゅう師・あんまマッサージ指圧師。1960年、宮崎県生まれ。アキュサリュート高輪院長。日本中医学会事務局長。ICU理学科卒業後、85~94年、北京へ留学。北京中医学院を卒業と同時に中医師資格取得。東直門病院にて婦人科研修。帰国後、後藤学園附属はりきゅう臨床施設院長を経て、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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三丁目の書生
はる
faux-stendhalien