あなたの前の彼女だって、むかしはヒョードルだのミルコだの言っていた筈だ―菊地成孔の格闘技/プロレスに関する発言集

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  • サイズ B6判/ページ数 527p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784757221260
  • NDC分類 788
  • Cコード C0095

出版社内容情報

多才で知られる、菊地成孔氏の、格闘技対談、執筆を中心に、一部カルチャー論を綴る。

今となっては「思い出すのもウンザリ」するほど豊かだった、05年から10年までに渡り、菊地成孔が『kamipro』に実質上の連載としてほぼ毎号、休刊まで行っていた伝説のインタビューを落としなしの完全パッケージ。PRIDE、ハッスル、DSE帝国、谷川黒魔術、桜庭救済論、秋山バッシングへの反対論陣、果てやツイッター論まで、連載中は格闘技ファンから無視し続けられた予言に次ぐ予言。しかしそれは後年、一切何の役にも立たなかった事が一読で解る異形のインタビュー集。

【著者紹介】
菊地成孔(きくち・なるよし)

音楽家/文筆家/音楽講師
ジャズメンとして活動/思想の軸足をジャズミュージックに置きながらも、ジャンル横断的な音楽/著述活動を旺盛に展開し、ラジオ/テレビ番組でのナヴィゲーター、選曲家、批評家、ファッションブランドとのコラボレーター、映画/テレビの音楽監督、プロデューサー、パーティーオーガナイザー等々としても評価が高い。「一個人にその全仕事をフォローするのは不可能」と言われる程の驚異的な多作家でありながら、総ての仕事に一貫する高い実験性と大衆性、独特のエロティシズムと異形のインテリジェンスによって性別、年齢、国籍を越えた高い支持を集めつづけている、現代の東京を代表するディレッタント。2010年、世界で初めて10年間分の全仕事をUSBメモリに収録した、音楽家としての全集『闘争エチカ』を発表し、2011年には邦人としては初のインパルスレーベルとの契約を結び、DCPRG名義で『Alter
War In Tokyo』をリリース。主著はエッセイ集『スペインの宇宙食』(小学館)、マイルス・デイヴィスの研究書『M/D~マイルス・デューイ・デイヴィス3世研究(河出新書/大谷能生と共著)』等。最新アルバムはDCPRG『SECOND
REPORT FROM IRON MOUNTAIN USA』(impulse!)。

内容説明

今となっては「思い出すのもウンザリ」するほど豊かだった、05年から10年までに渡り、菊地成孔が『kamipro』に実質上の連載としてほぼ毎号、休刊まで行っていた伝説のインタビューを落としなしの完全パッケージ。PRIDE、ハッスル、DSE帝国、谷川黒魔術、桜庭救済論、秋山バッシングへの反対論陣、果てやツイッター論まで、連載中は格闘技ファンから無視し続けられた予言に次ぐ予言。しかしそれは数年、一切何の役にも立たなかった事が一読で解る異形のインタビュー集。

著者等紹介

菊地成孔[キクチナルヨシ]
音楽家/文筆家/音楽講師。ジャズメンとして活動/思想の軸足をジャズミュージックに置きながらも、ジャンル横断的な音楽/著述活動を旺盛に展開し、ラジオ/テレビ番組でのナヴィゲーター、選曲家、批評家、ファッションブランドとのコラボレーター、映画/テレビの音楽監督、プロデューサー、パーティーオーガナイザー等々としても評価が高い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Kamisama

6
「ネットによって誰もが活字を入力する時代になって、まずみんな何をするようになったかっていったら、詩を書くわけじゃないね。小説を連載するわけでもない。いっせいにみんなが始めたのは日記と批評なのよ。で、日記は自己顕示欲、批評は攻撃力、まあ人間の二大欲求を満たすっていうかな」 当時このくだりを読んで膝を打ち、ネットに対する出力を自重するヘルシーな決断をしたものの、こうして僕もまた読書メーターなど利用して自己顕示欲と攻撃性を満たしているわけで、やはりネットというドラッグの中毒性は異常だと言わざるをえない…2013/06/09

冬憑……(ふゆつき)

3
かの菊地秀行氏の実弟と知り、おぉ…と思わず声を出してしまいました。非常に面白い考察ばかりで、衝撃を受けた一冊です。プロレス➡︎総合の流れは非常に多く、当時はどいつもこいつも総合総合K-1総合なんで言ってやがったですが、そんなにガチガチが好きなのか!?と、いやショーだからガチじゃねーぞ!?みたいな事を今でも繰り返し言ってる自分がいたり。いいんですよ茶番って言われよーが、ワタクシはプロレス好きですから結局。とにかくあの時代を生きた方々に読んで頂きたい本ですよ。やっぱり時代感を実感出来ると、もう震えますよね。2015/10/07

sidmar arai

3
言わんとすることはこのタイトルにすべて集約されている。 2段組528ページを一気読みした。 2005年から2010年にかけての総合格闘技、K-1プロレスのことを一観客の視点で語り尽くした本。 確かに2000年代の、特に総合格闘技を巡る日本の環境は素晴らしかった。 フットボールに例えるならUEFAチャンピオンズリーグのベスト16レベルの選手、カードがこの狭い国土のなかに密集していた。 団体の崩壊やリング内外の争いなどで格闘技やプロレスには失望したこともあった。 そんなこともあって、実は恵まれた2013/09/24

hf

2
あとがき1(2012年9月8日)では、”2012年にFOXチャンネルで観る『アリー・マイラブ』に憧れて”として、9.11前の脱力ヘタウマ系だったアメリカの姿をパッケージしたドラマのことから書き起こされ、現在アメリカのミュージカルテレビドラマはハイスキルでパワフルな『glee』の時代である、と続く。最後は、"国技大相撲に一太刀浴びせた人々の愚行に、八百万の神の神罰と慈悲を。"と結ばれる。短いあとがき2(2013年4月28日)には、<欺かれない者は彷徨う>というラカンのセミネールからの引用がある。2022/11/06

ホリエンテス

2
PRIDE絶頂期からフジテレビ撤退の後の消滅。K-1もいつの間にか無くなったし、日本格闘技界のバブル崩壊までの歩み。 今でこそRIZINとかやってるが、PRIDEで裏切られた観客としては、フジテレビはどの面下げて…と思わざるを得ないなぁ。2018/01/14

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