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内容説明
石巻市・田代島は、人口約60人の小さな島である。人より猫が多く、にゃんこ島とも呼ばれるこの島が、復興支援ファンド「にゃんこ・ザ・プロジェクト」を立ち上げた。すると、わずか3か月で1億5000万円に―。この、小さな奇跡のような復興のかたちにとまどいながらも、プロジェクトを支える人々、立役者の猫たちの日々を追った。
目次
1 人より多くの猫が暮らす島
2 「にゃんこ・ザ・プロジェクト」始まる
3 「にゃんこ・ザ・プロジェクト」の舞台裏
4 にゃんこ島で始まった小さな奇跡
著者等紹介
石丸かずみ[イシマルカズミ]
ノンフィクションライター。65年千葉県生まれ。広告代理店、編集プロダクションを経てフリーに。現在はビジネス全般、医療・介護について取材執筆をおこなう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
63
「にゃんこ・ザ・プロジェクト」・・この命名の妙に大拍手です。 こういった支援の形があった事、この本で初めて知りました。 知らしめてくれたのは素晴らしいのですが、取材不足の感じがして残念でした。 たった3ヶ月で目標を達成した、その後を知りたいものです。 その点が全く書かれていませんでした。 ただ猫の写真がたくさんあって楽しめたので、プチ写真集と思えばいいのかな。 田代島へのアクセス、民宿の情報、公衆トイレ事情、食事が出来るところがあるのか? そういった基本的な情報も載せて欲しかったです。2015/12/13
退院した雨巫女。
23
《私‐図書館》田代島が、震災に遭ったと、知ったのが、最近なんです。にゃんこプロジェクトもこの本で知りました。猫と田代島の人々が、平和で暮らせますように願っています。2012/05/20
百太
22
田代島・・・・行きたい・・・・。2020/03/21
みーまりぽん
16
東日本大震災で被災した猫島・田代島が復興に向け立ち上げた『にゃんこ・ザ・プロジェクト』の経過レポート・・・というほどの内容もないかな。目標額があっという間に達成できたことを「奇跡」と表現してるとは、、肩透かし過ぎるよ。。 復興の「ふ」の字の一画目ぐらいの段階の話で終わっちゃってました。 ま、写真いっぱいで素朴な猫たちがかわいい♪という本ですね。2016/01/17
ほじゅどー
15
★★★人口より猫の多い宮城県石巻市沖にある田代島。震災前から猫好きの間では有名な島だった。ところが3.11の津波で島の大きな収入源である牡蠣の養殖棚を流された。そこで一口オーナー支援基金「にゃんこ・ザ・プロジェクト」を立ち上げたところ奇跡が起きた。わずか3ヶ月で目標の1億5千万円に達したのである。支援した人は「放っておけなかった」「猫には平和が似合う」「また猫を撮りに行きたい」など猫好きの方々が多かったと言う。2017/03/12