内容説明
幸福途上国ニッポンへ緊急提言！あなたが幸せを感じられないのには理由がある！日本人の「幸福度」を上げる方法をズバリ解説。
目次
序章 哀愁と喧噪のブエノスアイレス
第１章 幸福度を調査する
第２章 なぜ日本人の幸福度は低いのか
第３章 幸せってなんだろう？
第４章 どうしたら日本は幸せな国になれるか
第５章 幸せへの手引き
著者等紹介
目崎雅昭［メザキマサアキ］
１９６９年千葉県生まれ。慶應義塾大学商学部卒。英国ロンドン大学（ＬＳＥ）社会人類学修士。１９９３年メリルリンチ証券へ入社。東京・ロンドン・ニューヨークで金利デリバティブトレードを担当。社内で世界一の収益をあげる。退社後、世界１００カ国以上へ１０年近い歳月の旅へ。現在はＷ・Ｋアドバイザリー日本代表（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
James Hayashi
22
幸福度を他国と比べる必要性など感じないが、もし自分が幸福かどうかと尋ねられると、仕事、家族、ファイナンシャルなど不自由なものはないが幸福感は低い。なぜ日本人はこうなのか？個人の価値観はあるが、日本という恵まれた国の国民として生きていくのなら幸福度をもう一度考慮し、国づくりをしていく必要があるのかもしれない。2021/08/09
Manabu Yoshimura
4
筆者の実体験と様々な角度のデータから日本の幸福度を考える本。人が生きる根本は、やはり幸福を求めることだと思う。日本人が幸福度が低いのかは各自の受け取りかたで良いと思うが、自身の内面を見つめるいい機会となった。主体的に動き、好き嫌いをはっきりさせること、これがベーシックなメッセージだったと思う。2011/09/01
papacy
3
【事なかれ主義・無関心が幸福を阻害する】かって話題になったブータンの国民総幸福量(GNH)についてかと思ったが、もっと深い内容だった。気配りや空気を読む力は生きる上で役立つが、相手が察してくれる文化に慣れた日本人は、自己主張が下手だ。自己主張と理不尽な要求の区別が下手で、言った者勝ち／自分を押し殺す／大衆意見に迎合するの何れかになりやすい。この体質が日本人の内面の幸福感を低くしていると著者は説く。ちょっと古い本で、極端と思う点もあったが、著者の鋭い視点には感服した。時間を置いてまた読もう。 2018/03/10
田中峰和
3
経済格差と幸福度が相関関係にあるとはいえない。バブル崩壊前、格差の小ささで世界２位だった日本は、０８年に１３４カ国中６２位に転落しても幸福度に変化が見られなかった。相関関係が顕著なのは、多様性に対する寛容さ。ＬＧＢＴや同性婚への配慮が遅れる日本は、国会議員数、役員数でも女性比率が圧倒的に低い。男女平等指数は１４７カ国中９６位だが、１１５位の韓国ですら女性総理を選出したのに驚く。政治に絡めればスイスが幸福度の高い要因を地域主権の強さに挙げていることが気になる。右傾化の牽引役維新の党が幸福度を上げられるのか？2017/09/01
鍵
1
幸福度を様々な観点から俯瞰しており、根拠に基づいた議論になっている。 単なる幸福論にとどまらず、全体主義への批判を含んでおり好印象である。 他者と議論する喜びを知り始めた人が読むとよいと思われる。2016/07/31
-
- 和書
- 事業再生のススメ
