内容説明
子供を殺す大人、大人を殺す子供。その、信じがたい「幼稚さ」と「狡猾さ」は、どこからやってくるのか?イノセントとナルシシズムの危うい現実を精神科医の目で読み解く。
目次
第1章 子供の心を理解するということ
第2章 イノセントとはなにか
第3章 残酷さとはなにか
第4章 残酷な子供、キッチュな子供
第5章 「子供」という病
第6章 星の王子さまたち
著者等紹介
春日武彦[カスガタケヒコ]
1951年、京都生まれ、日本医科大学卒。精神科医、医学博士。産婦人科医を六年勤めたのち、障害児を生んだ母親のフォローを契機に精神科医へ転ずる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
昼夜
43
年齢だけ重ねてちっとも大人になりきれない自分自身を嫌悪してたけど子どもの部分を誰もがもったままなのだと言われるとそうかもしれないなと思えた。人間は成長しつづける生き物だからちょっとづつ大人になっていくさと割りきろう。子どもらしさはかつての子どもだった自分を忘れた大人がこうであって欲しいっていう願望なのは頷ける。子どもな自分から子どもな部分を抱えた大人へと重心をずらしながらバランスを模索していこうと目標が持てた。理想はこち亀の両さんっておかしいかなぁ。全体的にシニカルでネガティブで読んでると疲れた。2012/01/19
skellig@topsy-turvy
1
ブックデザインがミルキィ・イソベさん!本文レイアウトも好き。“イノセンス”を考察するエッセイ寄り評論、て感じでしょうか。著者もかなり(良くも悪くも)癖がありそうな人物ですねぇ。2012/08/29
まんぼう
0
後半「子どものまま大人になった人たち」の考察はだいぶん心が血みどろ。でももうどうしようもねえので自分も来世はヨツアナカシパンでお願いしたい。2023/12/20
あくび
0
春日先生らしいシニカルだけれどもたくさんの文学作品を取り上げてイノセンスについて分析された本。こういう心持ちでないとやってけないよね、こういう仕事って。と近接領域にいる人間としては実感することも多々あった。2018/03/13
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