内容説明
時代が引きちぎられるとき、その亀裂に建築は生まれ、新たな都市の夢を描く。
目次
序 モダニズムの臨界
第1部 切断
第2部 状況
第3部 都市
第4部 住宅
第5部 行方
著者等紹介
北山恒[キタヤマコウ]
1950年生まれ。横浜国立大学大学院修士課程修了。1978年ワークショップ設立(共同主宰)、1995年architecture WORKSHOP設立主宰。横浜国立大学大学院Y‐GSA教授を経て、2016年法政大学建築学科教授。受賞歴に、日本建築学会賞、ARCASIA建築賞ゴールドメダル、日本建築学会作品選奨、日本建築家協会賞など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
0
大森のブックファーストでふと見つけ購入。面白くて他の本を脇に置いて読んでしまった。この本は著者の論考の寄せ集めなので、被るものもある(特に、著者の方向性を基礎づけるような部分)。建築に影響する現実と、思想とを、うまく混ぜながら論が進んでいて、机上の空論と感じないところがよい。また、モダニズム/ポストモダニズムに対する明確な意見があって、それは私にとって自然と受け入れられるものであった。全体的に、私の思考回路と相性が良かったのかもしれない。気が付いたら、磯崎真の建築の解体、塚原史の文庫本を買っていた。2022/08/03