テレビの青春

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  • サイズ B6判/ページ数 511p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784757150669
  • NDC分類 699.21
  • Cコード C0095

出版社内容情報

テレビ創成期の生き証人による回想記。民放設立初期の生々しい現実を描きながら、現在に続くテレビ的問題の起源を解き明かす。

内容説明

1960年代―『私は貝になりたい』『七人の刑事』『ウルトラマン』『陽のあたる坂道』『遠くへ行きたい』…荒野を拓いてきた若者たちの夢と修羅のテレビ史。

目次

第1章 その年が「テレビ元年」だった
第2章 荒野のテレビは、いずこも同じ修羅場だった
第3章 惨憺たる現場に耐えかねて、同人誌を創刊した
第4章 同人誌は暗礁に乗り、それぞれの道を歩き始めた
第5章 ニュースからドラマまで、テレビで何ができるか
第6章 テレビ俗悪論争と芸術祭のはざまで
第7章 テレビの黄金時代を振り返って
第8章 TBS闘争は青春の終わりだったのか
第9章 青春の終わりの始まりに

著者等紹介

今野勉[コンノツトム]
演出家、脚本家。1936年秋田県生まれ。北海道夕張市育ち。1959年ラジオ東京(現・東京放送)入社、テレビ演出部配属。『土曜と月曜の間』『七人の刑事』などのドラマの演出にたずさわる。1970年仲間とテレビマンユニオン創立。『遠くへ行きたい』『欧州から愛をこめて』『海は甦る』などを演出。1995年のドキュメンタリードラマ『こころの王国・童謡詩人金子みすゞの世界』で芸術選奨文部大臣賞受賞。他にイタリア賞、放送文化基金賞個人賞など受賞多数。1998年の長野冬季オリンピック開・閉会式のプロデューサー(会場演出・映像監督)、元・武蔵野美術大学映像学科教授。現在、テレビマンユニオン取締役副会長、放送人の会代表幹事など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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越部社長

2
各討論会の議事録やインタビューなどをコラージュし、「TBS闘争」のみを扱った「お前はただの現在にすぎない」に比べると、入社からテレビマンユニオン設立までの今野氏の人生を一人称で時系列に扱っているため圧倒的に読みやすい。貫くテーマは両方とも同じ。自覚的に、妥協をせずに表現そのものと向き合うテレビマンと、社員ディレクターの相克。「お前はただの現在にすぎない」⇒「テレビの青春」⇒「お前はただの現在にすぎない」と読むのが正しいのかもしれないが、時間がない方は「テレビの青春」⇒「お前はただの現在にすぎない」で。2011/08/15

メルセ・ひすい

2
自伝的テレビの歴史 ・「私は貝になりたい」「ウルトラマン」「陽のあたる坂道」などを手がけてきた著者による、夢と修羅のテレビ史。テレビ局を退社後、1970年に日本で最初のテレビ制作会社「テレビマンユニオン」を創立するまでの体験を綴る。2009/06/18

rincororin09

0
面白かった。子供の頃、ノホホンと観ていたテレビの裏側がどんなだったのか。今のテレビにあの熱さはあるのか…。基本的に個人史だが、テレビ史でもあり昭和史でもある。2016/12/19

北の風来坊

0
なつかしい話が出てきてタイムスリップしたようでした。 谷川俊太郎さんの詩に同感。 読み応えのある本で心情に共感できました。2012/10/12

akir@t

0
テレビの創世記!!2009/05/06

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