出版社内容情報
元国連難民高等弁務官・緒方貞子さん、推薦!
長年、国際機関で働く著者の視点で、国際政治の現場における外交官たちのかけひきや共闘、独特の慣わしやルール、国際社会で働くための心得などを紹介し、そこが実際にどんな世界かを描く。また、国連の人道支援活動の実践をたどり、基本的な理念や制度をわかりやすく伝える。
これから「国際社会」を担う人たちに贈る1冊。
序 章 外交官の仕事
第1章 世界の行く末は日本の行く末、日本の行く末は世界の行く末
第2章 国際社会の構成員は誰か
第3章 人類の殺し合いはなぜなくならないのか
第4章 普遍的価値を国境を越えて守るためにどんな仕組みが置かれてきたか
第5章 善意の資金をフィールドに運ぶにはどんなチャネルがあるか
第6章 「人間の安全保障」の醍醐味は何か
結 び 国際機関の日本人/ソフトパワーをこうして使おう
【著者紹介】
嘉治美佐子(かじ・みさこ)東京大学大学院総合文化研究科教授。東京大学経済学部卒業後、外務省に入省。EU日本政府代表部一等書記官、駐ベトナム大使館参事官、国連難民高等弁務官特別顧問、国連日本政府代表部公使などを経て現職。
目次
第1章 世界と日本の未来はどうつながっているか
第2章 国際社会の構成員は誰か
第3章 人類の殺しあいはなぜなくならないのか
第4章 普遍的価値を守るためにどんな仕組みがあるか
第5章 善意や政策をどのように現場に運ぶのか
第6章 「人間の安全保障」の真価は何か
著者等紹介
嘉治美佐子[カジミサコ]
1981年3月東京大学経済学部卒業後、外務省入省。オックスフォード大学修士。在英日本大使館、欧州連合日本政府代表部、在ベトナム日本大使館、国際連合日本政府代表部、UNHCR、総理官邸に勤務。外務省人権人道課長、儀典総括官、中東アフリカ局審議官などを歴任。2012年、東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻兼人間の安全保障プログラムの教授に就任。現在は、在ジュネーブ国際機関日本政府代表部次席常駐代表・大使(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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