祥伝社文庫<br> 匿名者のためのスピカ

個数:

祥伝社文庫
匿名者のためのスピカ

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月25日 12時34分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 239p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784396344245
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

法科大学院生の笠井修吾は就職の相談がきっかけで同級生の館林景織子と親しくなる。彼女には恋人に監禁された過去があり、今もその男らしき相手から連絡が来るという。怯える彼女を守ると誓った修吾だったが、ある日彼女は、その男と思しき人物の車に自ら乗って姿を消してしまう。修吾は彼らを追って南の島に向かうが…。著者が初めて挑む、衝撃の恋愛サスペンス!

著者等紹介

島本理生[シマモトリオ]
1983年東京生まれ。2001年「シルエット」で第四十四回群像新人文学賞優秀作受賞。03年『リトル・バイ・リトル』で第二十五回野間文芸新人賞、15年『Red』で第二十一回島清恋愛文学賞を受賞。『ナラタージュ』はベストセラーとなり映画化もされた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

三代目 びあだいまおう

271
冒頭、後ろ手に縛られ監禁されている女性が、怯えを抱きつつもわりに親しげに監禁犯人と話をしている。監禁という凶悪犯罪に対する違和感がよぎる。本編、抜群の記憶力を持ちながら人の感情の襞には鈍感な法科大学院生(女性経験無)が主人公として現れ、やがて1人の陰ある女性に好意を持つ。その女性が実は高校生の時監禁されていた冒頭の女性。当時の犯人らしき人物に再度拉致され(?)行方不明に!彼女の行方を親友と探す主人公。環境と抑圧とその時傍にいる人間により想像外の感情を抱く我ら人間。疾走感あるチャレンジングな島本作品‼️🙇2020/03/08

りゅう☆

99
付き合い始めた恋人景織子は高2の時、交際相手に監禁された過去がある。ある日、景織子がその元恋人高橋と一緒に笠井の目の前で星を見に行くと言って車で去ってしまった。景織子の弟は頭を金槌で殴られ重傷。信じられない光景を目の前に、景織子を連れ戻すため石垣島→波照間島まで友人七澤と追う。笠井が就職先を辞めた過去や、七澤が叔父の所に居候してる理由など少しずつ内面に触れていくも、笠井の記憶力のスゴさもだから何?って感じで中途半端感が拭えず。七澤&笠井→ホームズ&ワトスン関係なんだろうけど、七澤が意味深な言葉を述べるも→2020/09/01

bunmei

76
直木賞作家・島本理生が贈る恋愛サスペンス。著者が描く恋愛小説は、登場人物達がそれぞれに暗い影を背負う中で、結果的に成就できない破滅的な恋愛に向かう展開が多いな・・・なんて思います。笠井も景織子も、過去のトラウマを抱える中で、次への一歩がなかなか踏み出せない弱さや脆さを持ち合わせ、そこに、七澤の冷静さの中に秘める危うさも加わり、出口の見えない感じです。危険な要素を持つ元彼に、それでも期待してしまう景織子の、あまりにも痛々しい現実逃避。笠原の真っ直ぐで素朴な恋心では、景織子は満たされないのかな・・・。 2018/07/25

さおり

53
文庫にて再読。前に読んだときにはとても良かったと思うのだけれど、今回はピンとこないという、不思議。私、けっこうあるのよね。あんまりやったんが再読したらすげーいい!っていう方もあるけど。体調だか気分だか知らんが、どんな本を読むんでも自分の心との調整が一番難関だったりして。さて。この本、まともな人が出てこない気がするんだけど、考えてみたら島本さんの本にはいつも、まともな人は出てきません、まだそんなにたくさん読んでないけど。恋愛と依存の違いは何か。加害者と被害者の境い目はどこか。私にはたぶん一生わからないや。2019/02/05

さぜん

50
法科大学院生の笠井は女性経験もなく人の気持ちには愚鈍だが数字に強く 正義感のある真っ直ぐな男。そんな彼と親しくなった景織子。元彼に監禁された過去を持ち、家族間に問題を抱えている。島本さんの描く女性は嫌な奴が多いけど今回も酷いな。無意識に計算する女ほどタチが悪い。殺人事件にまで発展するのにシリアスさが全く感じられずサスペンスとは言いがたい。 ラストはBLの雰囲気漂い、いつもの島本作品とは毛色が違いそこは面白く感じた。2019/02/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12920747
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。