出版社内容情報
東日本大震災が子どもたちの心に残した傷とその将来、発達障がいのある子どもたちと学習支援員の先生の交流、2つの物語。
いま、子どもたちに何が起きているのか?
第1部では2つの物語を通して子どもたちの明日を見つめる。
○東日本大震災が子どもたちの心に残した傷とその将来について描く
「明日にかかる虹-東日本大震災、その後を生きる子どもたち」
○発達障がいのある子どもたちと学習支援員の先生の交流を描く
「それぞれの色-発達障がいのある子どもたち」
第2部では子ども問題に取りくむ全国のNPO団体を紹介する。
【著者紹介】
阿蘭ヒサコ(あらん・ひさこ)エディター/ライター。共著書に『いじめないで。』『子どもたちに、ほほえみを』『ぼくをわかって!』(すべてNTT出版)などがある。
内容説明
親を亡くした子と、子を亡くした親。二人は震災の町で出会い、ともに生きる力を与えあった―。悲劇を生んだ海辺の町で、子どもの心に寄り添う大人たちがいる。喪失の哀しみは、寄り添うことで癒されるのか。傷ついた子どもたちに、私たちは何ができるのかを問う心の物語。(「明日にかかる虹」)。小1の息子に「学習障がい」があるとわかり混乱する母。しかし学校では学習支援員のサポートのおかげで学びやすい環境が整えられていく。家庭では常に大らかに孫に寄り添う祖母の姿も通じて、発達障がいのある子どもとどのように接するべきかを描き出す。(「それぞれの色」)。喪失の哀しみと、そこからの再生。発達障がいの現実と、子どもたちの可能性。子どもたちの未来を考える2つの物語。
著者等紹介
阿蘭ヒサコ[アランヒサコ]
エディター/ライター。早稲田大学教育学部卒業後、出版社勤務を経てフリーランスに。子育て、国際結婚、育脳、異文化コミュニケーションなど幅広い分野で取材・執筆活動を行う
冨部志保子[トミベシホコ]
エディター/ライター。産業カウンセラー。編集制作会社有限会社グルーラップ取締役。主に企業PR誌の制作を手がける編集プロダクション勤務を経て、フリーランスに。2005年から現職。医療、ライフスタイル関連の編集制作を続けながら小説執筆を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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