叢書「世界認識の最前線」<br> 地政学とは何か

個数:

叢書「世界認識の最前線」
地政学とは何か

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年07月28日 00時09分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 241p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784757142961
  • NDC分類 312.9
  • Cコード C0031

出版社内容情報

地政学の概念を解説し、政治体制や経済状態、国家の位置関係などが、国民の考え方や諸外国との関係に与える影響を明らかにする。

地政学とは地理的な環境が国家に与える政治的、軍事的、経済的な影響を巨視的な視点で研究する学問のことで、本書は地政学の概念を解説するとともに、政治体制や経済状態、国家の位置関係や大きさが、国民の考え方や諸外国との関係にどのような影響を与えるのかを明らかにする。
本書を読めば、過熱する日本周辺の領土問題についても、どのように考えればよいか示唆が得られる!

第1章 地政学的であることは賢い
 地政学の理解を目指して
 地政学とポップ・カルチャー
 本書の構成

第2章 地政学は知的な毒物か?
 はじめに
 科学としての地政学の原点
 地政学とナチズム
 戦後アメリカにおける衰退
 アメリカにおける地政学の復権
 批判的地政学を目指して
 結論

第3章 地政学的構造
 国家主権の地政学と国際システム
 高度グローバリゼーション時代における地政学的構造
 アメリカと新「帝国」
 結論

第4章 地政学とアイデンティティ
 地政学と国としてのアイデンティティ
 地政学と汎地域的アイデンティティ
 地政学と準国家アイデンティティ
 地政学と文明
 結論

第5章 地図と地政学
 はじめに
 歴史の中軸地帯――ハルフォード・マッキンダーとポスト・コロンビア時代
 ウッドロー・ウィルソン大統領のお抱え地理学者――アイザヤ・ボウマンと一九一九年パリ講和会議
 なぜ我われは戦うのか――フランク・キャプラと『ナチスの攻撃』(一九四二年)
 地図学、地政学と冷戦
 国防総省の新しい地図――トーマス・バーネットと9・11後のアメリカ
 結論

第6章 一般人の地政学
 「一般人の地政学」とメディア
 ハリウッド、アメリカと国家安全保障に関する映画
 ニュース・メディアと地理的「縁取り」――アルジャジーラの事例
 インターネットと「一般人の地政学」を使っての異議申し立て
 結論

【著者紹介】
ロンドン大学ロイヤルホロウェイ校地政学教授。

内容説明

歴史からハリウッド映画までの幅広い事例から、国や人々が地理とどう関連しあっていて、地政学によって国際社会をどう理解できるかを明らかにする。

目次

第1章 地政学的であることは賢い
第2章 地政学は知的な毒物か?
第3章 地政学的構造
第4章 地政学とアイデンティティ
第5章 地図と地政学
第6章 一般人の地政学

著者等紹介

ドッズ,クラウス[ドッズ,クラウス][Dodds,Klaus]
ロイヤル・ホロウェイ(ロンドン大学)地政学教授。ブリストル大学で地理学および政治学の学位を取得。エジンバラ大学を経て、1994年より現職。専門は、地政学、メディア論、南極および北極の国際統治

野田牧人[ノダマキト]
翻訳家。1979年上智大学国際関係大学院修士課程修了(国際関係論修士)。1984年ジョンズ・ホプキンス大学ポール・ニッツェ高等国際問題大学院修士課程修了(国際経済学・近代化論研究修士)。現在、外交、政治経済等、主として社会科学分野の英訳・和訳に従事するほか、季刊誌『HRアジェンダ』主任翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パラ野

11
前半かなり忘れてる。ようやく読了。さまざまな部分で政治利用されてきた地政学の暗黒史と、これからの地政学への視点という意味で、けっこう役に立ったと思う。近頃、ギリシャでのニュースサイトで見かける用語で、何だろうと思って読んだ。フォークランド紛争とか出てくるので、何だか大変だったけど。ウクライナのクリミア半島のアレ以降、もうどの本も古くなるんだろうけど、一般人のメディアの地政学や、地図上で括られることによる移民のコミュニティとの関係などが面白かった。確かにCNNやBBCの報道被害はひどいので、多角的にね。2014/08/12

kiki

8
地政学とは政治的な関係と地理的な国との関係を結びつけて考える学問。3分類に分けて考えられることが多い。①正規地政学は、学者やコメンテーターが知的伝統を意識的に引き起こすもの。②実質的地政学は、大国の政治指導者が使用する地理的分類のもの。③一般人の地政学は、メディアなどから得られるもの。悪の枢軸と善の枢軸に分けて議論されることが多い。アメリカのジョージWブッシュ大統領が悪の枢軸として批判に使ったことに対し、ベネズエラとボリビアは善の枢軸と呼ばれることがある。2017/03/17

うえ

4
「近代トルコの誕生以来、ケマリズムは宗教色のない、西欧志向のイデオロギーで、後年は反共的要素も含むものと定義されてきた…しかしながら、トルコの政治や憲法に軍の存在を埋め込み、クルド人を含むマイノリティを長期にわたって圧制してきた張本人は、実はケマリズムの理想そのもの」ケマリズムの中の世俗主義はもう大分薄れつつあるというかエルドアンの独裁の前に成す術なさそうに思われる。2017/05/23

メルセ・ひすい

3
時は21世紀 ①米国の選択的関与路線は、経済的困難が深刻化 ②地球空間は衛星写真の高度化により地球表面精密把握が当然化した ③人類は相互緊密に結合し、辺境における紛争もすぐに全地球的問題化しやすくなった④核兵器が次第に拡散して危機が迫り、強力な通常兵器が無人兵器として使用されだした。国際政治を理解するには定義は確立されないままだが地政学が不可欠だ。本書では、地政学の概念を解説するとともに、政治体制や経済状態、国家の位置関係や大きさが、国民の考え方や諸外国との関係にどのような影響を与えるのかを明らかにする。2012/12/26

ジョジョ

2
地政学の概要がわかる一冊かと思ったら、指示語的に言及するだけの、知識がまったくつかない本だった。地政学に興味ある人はたぶん国際政治とかのちゃんとした教科書にあたったほうが幸せになれる。2016/06/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/5446445
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品