都市は人類最高の発明である

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都市は人類最高の発明である

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  • サイズ B6判/ページ数 484p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784757142794
  • NDC分類 332.9
  • Cコード C0030

出版社内容情報

高層化・高密化による都市の発展が人類の進歩に繋がると分析する、新しい都市論。無秩序に広がる都市が人類に必要であると主張する。

無秩序に広がる都市こそが、人類にとって最も必要なものなのだ!

都市が人類の進歩に果たしてきた役割を分析し、その重要性を明快に指摘する新しい都市論。
著者は、「健康面でも文化面でもインフラの効率面でも環境面でもきわめて優れていて、都市こそは人類最高の発明である」、「都市を高層化・高密化させて発展させることが人類の進歩につながるのであり、その足を引っ張るような現在の各種政策はやめるべきである」と主張する。

日本版への序文
はじめに:われら都市生物

第1章 バンガロールの産物は?
1.1 知的入港地:アテナイ
1.2 バグダッドの叡智の館
1.3 長崎で学ぶ
1.4 バンガロール:ブーム都市への歩み
1.5 教育と都市の成功
1.6 シリコンバレーの台頭
1.7 明日の都市

第2章 なぜ都市は衰退するのだろう?
2.1 赤錆地帯の台頭
2.2 自動車以前のデトロイト
2.3 ヘンリー・フォードと工業都市デトロイト
2.4 暴動はなぜ?
2.5 都市の刷新:一九七〇年以降のニューヨーク
2.6 コールマン・ヤングの正義の怒り
2.7 カーリー効果
2.8 壮大な建築物
2.9 赤錆地帯に残る
2.10 縮小して偉大になる

第3章 スラムのよいところ
3.1 リオのファヴェーラ
3.2 社会の梯子を上がる
3.3 リチャード・ライトの都市脱出
3.4 アメリカゲットーの興亡
3.5 インナーシティ
3.6 政策で貧困が拡大

第4章 貧困者住宅の改善方法
4.1 キンシャサの窮状
4.2 病んだ都市の治療
4.3 街路清掃と汚職
4.4 道路を増やすと交通は減る?
4.5 都市を安全に
4.6 健康上の便益

第5章 ロンドンは豪華リゾートか
5.1 規模の経済とグローブ座
5.2 分業とラム・ヴィンダルー
5.3 靴・アンド・ザ・シティ
5.4 結婚市場としてのロンドン
5.5 高賃金の欠点

第6章 高層ビルのすばらしさ
6.1 摩天楼の発明
6.2 A.E. レフコートのそびえたつ野心
6.3 ニューヨークを規制す
6.4 高さが怖い
6.5 保存の害悪
6.6 パリ再考
6.7 ムンバイの失策
6.8 三つの簡単な規則

第7章 なぜスプロールは拡大したか?
7.1 自動車以前のスプロール
7.2 アーサー・レーヴィットと量産住宅
7.3 アメリカを車中心に再建
7.4 ウッドランズにようこそ
7.5 蓼食う虫も:なぜヒューストンに百万人も移住したのか
7.6 なぜサンベルトの住宅は安いのか?
7.7 スプロールの何がいけないの?

第8章 アスファルトこそ最高のエコ
8.1 田園生活の夢
8.2 汚れた足跡:炭素排出の比較
8.3 環境保護主義の予想外の影響
8.4 皇太子と市長:二つのエコビジョン
8.5 最大の戦い:インドと中国のエコ化
8.6 もっと賢い環境保護論を求めて

第9章 都市の成功法
9.1 帝都東京
9.2 マネジメント良好都市:シンガポールとガボロンv
9.3 スマートシティ:ボストン、ミネアポリス、ミラノ
9.4 消費者都市:バンクーバー
9.5 成長都市:シカゴとアトランタ
9.6 ドバイは多くを望みすぎ

結論:フラットな世界に高層都市
10.1 都市に競争の公平な機会を
10.2 グローバル化を通じた都市化
10.3 人的資本に手を貸そう
10.4 助けるべきは貧乏な人で、貧乏な場所ではない
10.5 都市貧困という課題
10.6 消費者都市の台頭
10.7 NIMBY 主義の呪い
10.8 スプロール偏重
10.9 エコシティ
10.10 都市の贈り物

謝辞

参考文献

【著者紹介】
1967年アメリカ生まれ。アメリカの経済学者でハーバード大学教授(経済学)。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

shikada

21
「病んだ都市の治療」の章を再読。コロナが流行する昨今、人が密集する都市は、感染症に対して脆弱なのでは、との疑問を念頭に読んだ。ペストやコレラなどの病気が都市を蹂躙した歴史は数多い。しかしその度に、都市は自衛のイノベーションを生み出してきた。本書いわく「都市は自分自信の解決に必要な情報を生み出す」。ペスト、コレラといった伝染病に対し、過去の都市は感染源を突き止め、それを抑制することに成功してきた。ただ、現代は世界中の人が過去に例がない速度と頻度で移動しており、ウィルスを運んでしまうのが問題だと感じる。2020/03/31

月をみるもの

17
パヤオのような田舎礼讃者ではなく、いまの都市の魅力や文明の発展に都市が果たしてきた役割を十二分に理解しているつもりの人でも、「都市こそが人類最高の発明」とまで言われると、ホンマかいな、、、と思うのではなかろうか。扱われてる事例がアメリカなかりなのに偏りを感じるし、たまたま自分が多少知っている場所(ウッドランドとかシンガポールとか東京とか)については、ある程度納得しつつもそんなに単純な話でもないよな、、というのが正直な感想。2020/04/04

サンノート

14
都市機能が人類社会全体を発展させてきた。物資や情報の集約拠点としての都市ではなく、むしろ人的資本が集まり、出会い、知識や能力の化学反応が起きてイノベーションにつながる。これが都市最大のメリットだ。郊外型生活で自然に帰ろうという発想は、逆に環境破壊を推し進めてしまうので、都市化した方が自然にはいいという説が示される。『ザブングル』のドーム都市のようだが、これも理にかなった説だった。また低層建築では都市機能を活かしきれない。高層住居を多数建て、人間を詰め込めば物件価格も低くなるし、人的輸送コストも下がる。2016/10/17

shikada

13
通信技術や長距離移動が発達し続けているのに関わらず、なぜ人は都市に集まり続けるのか?との問いに真っ向から答える本書。統計に基づいて、都市の持つ機能的な強みを列挙する。そのうえで筆者は、スプロールには反対する。規制を緩和して高層住宅を増やすことで、住宅費用を抑えて多くの住民が住む高密度な都市を作るべきだと論じる。それをせずにいると、都心の住宅費は高騰し続け、富裕層以外は郊外から長距離移動せざるを得なくなる。人材が一箇所に集積することによる都市のメリットを活かせなくなってしまう。納得の多い一冊だった。2019/04/30

臓物ちゃん

12
流し読み図書館本。タイトル通り「都市サイコー!田舎のバーカ!」て内容で、スラムの利点など意外な都市のメリットを示唆してくれる。シータは「土から離れては生きられないのよ!」と言ったけど、人間が畑を開拓すること事態がもう立派な環境破壊なので、コンクリートジャングルに住んだほうが環境にいいんだよという指摘には目から鱗。他にもいろいろ面白い指摘が出てくるけど、俺は田舎のトンチキ野郎なので最終的には「やっぱ都会がいいよねー」という感想しか出てこない。にゃんぱすー!2015/09/18

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