内容説明
アニミズム的世界観を仏教と融合し、新たな人間救済の宗教へ。記紀神話の源流を遡り、アジアの海に囲まれた日本列島の多様な精神世界を見つめる。
目次
第1章 ムスヒの神とグレート・マザー―日本神話とアジア
第2章 原日本のクニと中国・新羅―北部九州における神と仏の出会い
第3章 出雲の霊威とヤマト―巨木文化と神宝
第4章 旅する天孫族―穀霊・神・天皇
第5章 縄文の森と地母神―東国という精神風土
第6章 熊野―山海のカミと浄土
第7章 王朝と歌を生む山水―水と山の聖性と呪力
第8章 山と神と霊魂信仰―神仏習合を促すもの
著者等紹介
久保田展弘[クボタノブヒロ]
1941年東京生まれ。早稲田大学卒業。専門は比較宗教思想・文化論。東洋哲学・仏教を学んだ後、宗教の源流、多神教・一神教の特徴を探りながら、日本およびアジアの多神教世界、中東・バルカン半島などユダヤ教・キリスト教・イスラーム世界をフィールドワークする。現在、アジア宗教・文化研究所代表。一神教・多神教世界の思想を比較文化論的に著述(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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