内容説明
現代日本政治は日本だけの小さな宇宙で研究されてきた。しかし21世紀を迎えた今日、歴史的空間的に視野を広げ、深めることが重要になっている。地球的な視点と比較は不可欠である。こうした認識の下で試みた現代日本を取り巻く政治体制論が本書である。
目次
1 歴史(日本民主政治の実務的な展開;現代日本政治の歴史的起源;日本におけるソーシャル・キャピタルの基礎拡充)
2 比較(アジア的民主主義は可能か?;民主主義と経済発展の均衡を求めて;日本モデルはもはやアジアを惹きつける力を失ったのか?)
3 応用(官僚制の機能不全;日本の変化はなぜ遅くても着実か?)
著者等紹介
猪口孝[イノグチタカシ]
東京大学東洋文化研究所教授。1944年生まれ。1966年東京大学教養学部教養学科卒業。1974年マサチューセッツ工科大学大学院政治学博士号取得。1974‐77年上智大学外国語学部助教授。1977‐88年東京大学東洋文化研究所助教授を経て、1988年より現職。1995‐97年には国際連合大学上級副学長を務めた。計量政治学やモデル分析を先駆的に開発したことで知られ、日本政治研究では歴史的射程を伸ばした政治文化論、大規模な世論調査に基づくアジアやヨーロッパの民主主義体制比較を、国際政治研究では世界システム論、グローバリゼーション論、民主化論を取り入れた20世紀分析を展開している。現在、ケンブリッジ大学出版局の「Japanese Journal of Political Science」とオックスフォード大学出版局の「International Relations of the Asia‐Pacific」の二誌の編集長を務める
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