コ・デザイン―デザインすることをみんなの手に

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コ・デザイン―デザインすることをみんなの手に

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  • サイズ A5判/ページ数 323p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784757123847
  • NDC分類 757
  • Cコード C0036

出版社内容情報

インターネット、グローバリゼーション以降の、メディアの双方向化、情報技術の加速化、価値観の脱中央集権化等の劇的な変化が起こり、生産者中心、行政中心、専門家中心といった、一方向による施策では、さまざまな課題に対応できなくなり、双方向による共創体制が求められています。本書は、人々への参加を積極的に促すデザイン手法である、「コ・デザイン」の考え方とメソッドを説いた一冊です。
企業における部門の縦割りをこえた取り組み、企業とカスタマーのコラボレーション、行政と住民の共同体制、教師と生徒のアクティヴ・ラーニング、等々の活動に役立つメソッドと、コ・デザインの国内外のさまざまな事例を紹介していきながら、著者オリジナルなアイディアを展開していきます。

*コ・デザイン(Co-Design)とは?
デザイナーや専門家と言った限られた人々によってデザインするのではなくて、実際の利用者や利害関係者たちをプロジェクトの中に積極的に巻き込みながらデザインしていく取り組みのこと。Coは、接頭語で、「ともに」や「協働して行う」という意味。

内容説明

コ・デザインとは、デザイナーや専門家などの限られた人々によってだけではなく、実際の利用者や利害関係者たちと積極的にかかわりあいながらデザインを進めていく取り組みのこと。その取り組みを通して、見落としがちな視点を提示する力、領域の壁やしがらみを破壊する力、当事者自身を力づけ持続させる力などを生みだすことができる。デザインすることの思想と実践を深くふかく掘りさげ、デザイナーにもノンデザイナーにもわかる言葉でかみ砕いたデザイン書。

目次

第1章 なぜデザインをひらくのか?
第2章 デザインにできること、できないこと
第3章 いっしょにデザインするとは?
第4章 さあ、いっしょにデザインしよう
第5章 うまくデザインできなかったら
第6章 さあ、もういちどデザインしよう
第7章 デザインすることは、ギブすること

著者等紹介

上平崇仁[カミヒラタカヒト]
専修大学ネットワーク情報学部教授。1972年鹿児島県阿久根市生まれ。1997年筑波大学大学院芸術研究科デザイン専攻修了。グラフィックデザイナー、東京工芸大学芸術学部助手、コペンハーゲンIT大学インタラクションデザイン・リサーチグループ客員研究員等を経て現職。日本デザイン学会情報デザイン研究部会幹事。(株)ACTANTデザインパートナー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けんとまん1007

48
いいタイミングで出合えた1冊。デザインという言葉の理解は、人により、かなりの幅と違いがあると思う。人が営みをしていく、すべてに関わるキーワードだと思う。何かをするために、考え、やってみて、また考えること。それは、そこに関わる人が、全て関係することだし、考えるようになるといいと思う。今、いくつかのテーマで、形はいろいろありながら、実践しつつあるので、自分自身の整理にもなる。タイトルの「コ・デザイン」の意味するところが、読み進める中で腑に落ちてきた。最後に「利他」の2文字に納得。2022/10/04

カエル子

5
著者の引き出しの多さと深さに感動しっぱなし。モノからコトへは、単に製品からサービスへと説明される場合が多いけれど、コトは「つかう中でかたちづくられ、そして日々少しずつ変化」していくものであり、そのデザインをデザイナー任せにしていてはうまくいかないですよね。ってことで結論に飛ぶと、参加型デザインでも共創でもインクルーシブデザインでもなく、コ・デザインなのだと。デザインの歴史と背景を丁寧に抑えながら、きっちり腹落ちするように編んでくれていて読み応えも抜群。もっと早く読むべきでした。2023/01/25

doji

4
デザイン思考やデザイン経営によってブーム化されてきたデザインということばを、フレームワークやワークシートのような平面的な理解ではなく、やわらかい思考とさまざまな学際性の綾でときほぐしていくような本だと思う。とても高度なことが語られているのに読み口はとてもやさしいし、幅広い議論がデザインの多角的な理解と可能性への興味を喚起させている。デザインを「ひらく」こと、そして非デザイナーがどのようにそれに取り組むのか、態度としてのリアリティを読み終わって感じられるように思う。ブームへのカウンターとして素晴らしい一冊。2022/06/08

jimataro

2
必読書!デザイン思考の言葉が出始めてから、デザインのことが分からなくなったデザイナーは多いと思うけど、この本は21世紀のデザインの道標となる10-20年のデザインを代表する1冊だと思う。 書名で抱く印象より実際はもっと中味は濃く、国内外の動向も捉えていて(日本語ではあまり見つからない)歴史的な文脈からも批評的な文脈からも考察は鋭い。流行り言葉やビジネストレンドではなく、デザインとはどうあるべきかが伝わってくる。2022/09/23

雹鬼

1
そもそもデザインとは何か。絵を描いたり物を作るだけがデザインなのか、デザイナーだけがデザインをしているのかということを考えさせられた。みんながデザインに関わることで、様々な視点が入ったデザインを作り出すことができるのではないかと思った。2023/10/29

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