出版社内容情報
インターネット、グローバリゼーション以降の、メディアの双方向化、情報技術の加速化、価値観の脱中央集権化等の劇的な変化が起こり、生産者中心、行政中心、専門家中心といった、一方向による施策では、さまざまな課題に対応できなくなり、双方向による共創体制が求められています。本書は、人々への参加を積極的に促すデザイン手法である、「コ・デザイン」の考え方とメソッドを説いた一冊です。
企業における部門の縦割りをこえた取り組み、企業とカスタマーのコラボレーション、行政と住民の共同体制、教師と生徒のアクティヴ・ラーニング、等々の活動に役立つメソッドと、コ・デザインの国内外のさまざまな事例を紹介していきながら、著者オリジナルなアイディアを展開していきます。
*コ・デザイン(Co-Design)とは?
デザイナーや専門家と言った限られた人々によってデザインするのではなくて、実際の利用者や利害関係者たちをプロジェクトの中に積極的に巻き込みながらデザインしていく取り組みのこと。Coは、接頭語で、「ともに」や「協働して行う」という意味。
内容説明
コ・デザインとは、デザイナーや専門家などの限られた人々によってだけではなく、実際の利用者や利害関係者たちと積極的にかかわりあいながらデザインを進めていく取り組みのこと。その取り組みを通して、見落としがちな視点を提示する力、領域の壁やしがらみを破壊する力、当事者自身を力づけ持続させる力などを生みだすことができる。デザインすることの思想と実践を深くふかく掘りさげ、デザイナーにもノンデザイナーにもわかる言葉でかみ砕いたデザイン書。
目次
第1章 なぜデザインをひらくのか?
第2章 デザインにできること、できないこと
第3章 いっしょにデザインするとは?
第4章 さあ、いっしょにデザインしよう
第5章 うまくデザインできなかったら
第6章 さあ、もういちどデザインしよう
第7章 デザインすることは、ギブすること
著者等紹介
上平崇仁[カミヒラタカヒト]
専修大学ネットワーク情報学部教授。1972年鹿児島県阿久根市生まれ。1997年筑波大学大学院芸術研究科デザイン専攻修了。グラフィックデザイナー、東京工芸大学芸術学部助手、コペンハーゲンIT大学インタラクションデザイン・リサーチグループ客員研究員等を経て現職。日本デザイン学会情報デザイン研究部会幹事。(株)ACTANTデザインパートナー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けんとまん1007
ま
カエル子
doji
jimataro