出版社内容情報
カーネギー『人を動かす』 、
チャルディー二『影響の心理学』を
行動経済学の観点からアップデートする意欲的一冊。
近年 、米英など先進国で 、「ナッジ・ユニット」とか「行動洞察チーム」と呼ばれる部署が政府内に生まれている。世界中の官僚たちが 、行動科学・行動経済学を用いて 、環境保護 、雇用促進 、経済成長 、貧困の削減 、安全保障の強化に向けた対策を考えている。本書は 、ノーベル経済学賞受賞のリチャード・セーラーとともに 、ナッジを提唱したキャス・サンスティーンが 、「ナッジ」 、選択アーキテクチャーに関わる倫理的な問題――政府による見えない 、巧妙な強制・干渉ではないのかという批判――にたいして 、真正面から論じている。倫理的な国家における福利 、自律 、尊厳 、自治 、誘動 、制約 、責任の問題を取り上げ 、そうした観点から「ナッジ」は正当化できるかについて 、人々の態度を調査した豊富なデータを基に検証する。
内容説明
世界中の政府や企業から熱いまなざしを集めるナッジ(行動経済学)。ノーベル経済学賞を受賞したリチャード・セイラーとともに、ナッジを提唱したキャス・サンスティーンが、人々の「選択の自由」を保持しながら、いかに社会を良き方向に導くか、またその際に生じる倫理的疑問を、環境問題など、実例を通じて語る。
目次
1 行動科学の時代を生きる
2 選択アーキテクチャとは何か?
3 ナッジとは何か?―それぞれの判断に即して
4 四つの価値とナッジの関係
5 操作とは何か?―ナッジと似て非なるもの
6 ナッジは人々に支持されているのか?
7 環境問題からナッジを考える
8 義務化か、ナッジか
著者等紹介
サンスティーン,キャス[サンスティーン,キャス] [Sunstein,Cass R.]
ハーバード大学ロースクール教授。ノーベル経済学賞を受賞したリチャード・セイラーとともにナッジ(行動経済学)の提唱者として知られる。オバマ政権第1期では、米国大統領府の行政管理予算局下に置かれた情報・規制問題室の室長を務めた。法学と行動経済学にまたがる領域から、多数の著作を執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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