出版社内容情報
相続で進む個人投資家の世代交代。その動向、スタイル、ニーズを徹底分析!
国内初4万人超の30~40代個人投資家を対象にした調査を実施・分析。今後5~10年で投資家の世代交代が進み、従来の「委託型」から「自己判断型」に個人投資家のスタイルが変わる。新たなビジネスモデルと収益向上の戦略を提案する、業界関係者必携の1冊。
序 章 転換期を迎えた金融投資商品ビジネス
1 二極化した金融投資商品販売ビジネス
2 個人投資家層の劇的な変化
3 投資対象の変化と多様化
4 本書の論点
第1章 株式で開拓する30~40代中心の低中額資産額帯層
1 カギを握る30~40代の株式投資未認知層
2 NISA(少額投資非課税制度)による投資拡大の展望
3 投資に無関心な株式未認知層の実態
4 ソーシャルネットワーク型の情報発信
第2章 情報提供・アドバイズ提供ビジネスによる収益単価の拡大
1 投資習熟度が低い「投資離反予備軍」の個人投資家
2 投資行動に関する個人投資家5タイプ
3 多様な投資指向の日本人個人投資家
4 消化不良を引き起こすインターネットの情報提要
5 高い手数料に見合う付加価値が出せていない対面営業
6 米国リテール証券の戦略
7 収益単価向上に向けた付加価値情報提供サービス
第3章 株式投資――株式保有率向上と活性化の施策
1 特定銘柄群に偏っている株式投資家の株式対象
2 段階的な銘柄群の情報提供による株式投資の深耕
第4章 FXマーケット――求められる中長期投資層へのアプローチ
1 一部専業業者の寡占市場となりつつある国内FXマーケット
2 短期売買だけではないFX投資家の投資スタイル
第5章 商品先物販売ビジネス――成長が期待される「コモディティ・デリバティブ(商品先物)」
1 売買高の停滞に苦しめられている商品先物マーケット
2 抜本的な見直しが迫られる商品先物販売ビジネス
第6章 海外投資――必要とされる情報提供力の強化
1 情報提供力の強化が必要となる海外投資
2 海外投資に向けて必要となる情報提供や日本語サポート等のインフラ整備
【著者紹介】
主に公共部門・産業部門・金融部門の業務プロセス設計やITを活用したビジネス開発を行っている、1991年にNTTデータが設立したシンクタンク。
内容説明
「投資一任」から「自己判断」に変わる投資スタイル。これから顧客拡大・収益性向上のために何をすべきか。新世代の投資行動をデータから徹底解析!
目次
転換期を迎えた金融投資商品販売ビジネス
第1部 金融投資商品販売ビジネスの現状と課題(株式で開拓する30~40代中心の低中額資産額帯層;情報提供・アドバイス提供ビジネスによる収益単価の拡大)
第2部 個別の金融商品販売(株式投資―株式保有率向上と売買活性化の施策;FXマーケット―求められる中長期投資層へのアプローチ;商品先物販売ビジネス―成長が期待される「コモディティ・デリバティブ(商品先物)」
海外投資―必要とされる情報提供力の強化)
著者等紹介
武藤健[ムトウタケシ]
株式会社NTTデータ経営研究所アソシエイト・パートナー。東京工業大学工学部卒業。米国大手コンサルティングファーム、大手AV機器メーカーのシステム子会社を経て、現職。国内金融機関及び民間企業の事業戦略、IT戦略、マーケティング戦略、営業改革、BPR企画、システム企画に関するコンサルティングを手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。