出版社内容情報
トップ経済学者たちが予測する、これからの100年!
ソロー、シラー、ロスなどのノーベル経済学賞受賞者を含む経済学者が、ケインズのエッセイ「わが孫たちの経済的可能性」(『説得論集』所収)にならい、これからの100年間の世界について大胆に予測する。
【執筆者】
イグナチオ・パラシオス=ウエルタ(序章・編者)
LSE経営学部教授。サッカーのPK戦の研究で有名。
企画提案者。
ダロン・アセモグル(第1章)
経済史とマクロ経済学の分野で活躍。
『なぜ国家は衰退するのか』(早川書房)
アンガス・ディートン(第2章)
消費の理論と実証で世界的権威。
『大脱出』(みすず書房)
アヴィナッシュ・K・ディキシット(第3章)
MIT客員教授。
『戦略的思考をどう実践するか』(阪急コミュニケーションズ)
エドワード・L・グレイザー(第4章)
都市経済学の若手のホープ。
『都市は人類最大の発明である』(NTT出版)
アンドリュー・マスコレル(第5章)
ミクロ経済学の教科書で世界的に著名。
ジョン・E・ローマー(第6章)
数理マルクス経済学のパイオニア。
『分配的正義の理論』(木鐸社)
アルヴィン・E・ロス(第7章)
マッチング理論の権威。
2012年ノーベル経済学賞受賞
ロバート・シラー(第8章)
2013年ノーベル経済学賞受賞。
『それでも金融はすばらしい』(東洋経済新報社)
ロバート・M・ソロー(第9章)
経済学の「最後の巨匠」。1987年にノーベル経済学賞受賞。
『成長理論』(岩波書店)
【著者紹介】
LSE経営学部教授。サッカーのPK戦の研究で有名。企画提案者。
内容説明
ケインズとともにトップ経済学者が今後100年を予測する。ノーベル経済学賞受賞者を含む10人の経済学者がケインズの「わが孫たちの経済的可能性」に倣って、来たるべき世界の姿を論じる。
目次
第1章 孫たちが受け継ぐ世界(ダロン・アセモグル)
第2章 暗闇を抜けて明るい未来へ(アンガス・ディートン)
第3章 二一世紀型経済ハリケーンの不確実性コーン(アヴィナッシュ・K・ディキシット)
第4章 富と自己防衛型社会(エドワード・L・グレイザー)
第5章 ケインズ、彼の孫と我々の孫(アンドリュー・マスコレル)
第6章 二一世紀のアメリカ政治とグローバルな進歩(ジョン・E・ローマー)
第7章 一〇〇年後には(アルヴィン・E・ロス)
第8章 つぎの世紀のリスクとマネジメント(ロバート・J・シラー)
第9章 つれづれなるままに未来を語る(ロバート・M・ソロー)
第10章 地球の気候を変える(マーティン・L・ワイツマン)
著者等紹介
パラシオス=ウエルタ,イグナシオ[パラシオスウエルタ,イグナシオ] [Palacios‐Huerta,Ignacio]
LSE教授。シカゴ大学で博士号(経済学)を取得。専門はゲーム理論、行動経済学。専門ジャーナル論文を多数執筆。バスク州のサッカークラブ、アスレチック・ビルバオの役員もつとめる
小坂恵理[コサカエリ]
翻訳家。慶應義塾大学文学部英米文学科卒業
猪木武徳[イノキタケノリ]
1945年、滋賀県に生まれる。京都大学経済学部卒業。74年、マサチューセッツ工科大学Ph.D。大阪大学経済学部長、国際日本文化研究センター所長を経て、青山学院大学国際政治経済学研究科特任教授。専門は労働経済学、経済思想、現代日本経済史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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