大格差―機械の知能は仕事と所得をどう変えるか

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  • サイズ B6判/ページ数 350p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784757123267
  • NDC分類 332.53
  • Cコード C0033

出版社内容情報

テクノロジー失業に陥らないために何をなすべきか?

近年の世界的な富裕層と貧困層の格差拡大の根底には「経済のグローバル化」「テクノロジーの進化による生産性の向上」「停滞した産業と活力のある産業の二極化」という抗うことのできない変化がある。
本書では、飛躍的な進化を遂げるテクノロジー=機械の知能に注目し、技術革新が未来の雇用・所得・ワークスタイルに与える恐るべき影響を徹底検証する。

第1部──超実力社会の到来
1章 iワールドの雇用と賃金
2章 大いなる勝者と大いなる敗者
3章 なぜ多くの人が職に就けないのか?

第2部──機械の知能
4章 コンピュータチェスが教えてくれること
5章 人間と機械がチームを組む未来
6章 人間の直感はなぜ当てにならないのか?
7章 規格化・単純化される仕事の世界
8章 機械は人間に近づくのか?

第3部──新しい世界
9章 雇用の新しい地図
10章 「オンライン」が教育を変える
11章 「みんなの科学」の終わり
12章 新しい社会的契約

解説──若田部昌澄

【著者紹介】
1962年生まれ。ジョージ・メイソン大学経済学部教授。著書に『大停滞』(NTT出版)、『フレーミング』(日経BP社)などがある。

内容説明

富裕層と貧困層の差が拡大し、中流層が縮小の一途を辿っている。この流れを牽引しているのがテクノロジーの急速な進化だ。技術革新は労働現場をどう変え、私たちの所得にどのような影響をもたらすか。未来の労働市場で求められる資質とは?テクノロジー失業に陥らないために、何をなすべきか?『大停滞』で世界的論争を呼んだ経済学界の偉才による驚くべき未来予想図。

目次

1 超実力社会の到来(iワールドの雇用と賃金;大いなる勝者と大いなる敗者;なぜ多くの人が職に就けないのか?)
2 機械の知能(コンピュータチェスが教えてくれること;人間と機械がチームを組む未来;人間の直感はなぜ当てにならないのか?;規格化・単純化される仕事の世界;機械は人間に近づくのか)
3 新しい世界(雇用の新しい地図;「オンライン」が教育を変える;「みんなの科学」の終わり;新しい社会的契約)

著者等紹介

コーエン,タイラー[コーエン,タイラー] [Cowen,Tyler]
米国ジョージ・メイソン大学経済学教授。1962年生まれ。ハーヴァード大学にて経済学博士号取得。2011年に「世界に最も影響を与える経済学者の1人」(英エコノミスト誌)に選ばれた。経済ブログ「Marginal Revolution」を運営して注目を集めるほか、最近ではオンライン教育プロジェクト「MRUniversity」も立ち上げている

若田部昌澄[ワカタベマサズミ]
早稲田大学政治経済学術院教授。1965年生まれ。早稲田大学大学院経済学研究科、トロント大学経済学大学院に学ぶ。著書に『危機の経済政策―なぜ起きたのか、何を学ぶのか』(日本評論社、第三一回石橋湛山賞受賞)など

池村千秋[イケムラチアキ]
翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁冊

33
2013年初出。平均の終焉(4頁~)。恋人探しサイトで嘘を書く人を識別するソフトウェアも登場するだろう(21頁)。なかなかマッチしませんぞ。女性はチームで働いた場合に高い成果があがる(38頁)。一匹狼の男性とは真逆。排除をおこなってはじめて、高い士気や結束、企業文化が生まれる(45頁)。失業や非正規は自己責任なのか。アメリカ男性の賃金(中央値)は‘69-’09年で28%下落という(64頁)。男性排除で中流崩壊したのか。それでTPPにて日本にアメ車を2・5倍は買わせたいという魂胆かも。 2014/12/31

izw

19
テクノロジーの発展、特に人工知能の発展が、中流層の仕事を奪い、富裕層と貧困層の所得格差が拡大する。この動向が進むと世の中がどうなるか、どう処すればよいかを論じている。人工知能の発展がチェスに寄っていることが気にはなるが、フリースタイル・チェスというコンピュータと人間が協力するチーム同士での対戦スタイルが今後の仕事の方向性を先取りしているのは正しいと思うし、チェス教育がオンライン教育に移行したことが教育全般の方向性を先取りしているというのは目から鱗であった。2015/10/11

アイスマン

14
これからの労働者に必要な能力の一つは「新しいテクノロジーを補完する技能」だ。AIやスマートマシーンがその能力を最大限に発揮するには人間の補完が必要であり、テクノロジーと協働して高い成果を上げられる労働者が有利になる。これはチェスでいう人間とコンピュータがチームで戦う「フリースタイル」のイメージであり、現にフリースタイルが人間単独よりも、またコンピュータ単独よりも強い事が確認されている。•••との部分が特に印象に残った。確かに。やはりITリテラシーへの投資は重要だと再認識した。2017/05/03

マカロニ マカロン

10
個人の感想です:A-。アメリカや日本でも中流層が消失し始め(原題:平均の終わり)、所得の格差は拡大している。コンピュータやロボットなどによって、オートメーション化が進むと、ますます雇用が喪失していく。今後はコンピュータを補完する技能を持った人とそうでない人に二分され、格差は広がり、「平均は終わっ」ていくだろう。アメリカでも日本同様に高齢化社会が始まるが、高齢者の投票率の方が高いので、政治的影響力が高く、貧困層は低いので現役世代への負担増は続くだろう。生活コストの高い都市から低い地域への転出が起きている。2015/08/19

ネクロス

8
割りとガッツリ読了。生徒に2045年問題や機械との競争とともに紹介(危機感を煽りに)する。まぁ、内容を一言で言うと「これから先は機械をうまく使い、能力を引き出せる奴は高年収。出来なきゃ奴隷バリのワープワ。」(意訳)。2015/03/16

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