内容説明
対立から融合へと向かう「産業政策」と「独禁政策」。産業再生のための戦略的な企業結合とその審査の実像を明らかにする。
目次
第1部 産業再生の現代的課題と政策対応(企業成長・新時代への模索;産業再生の現代的課題;新たな資本主義のかたちと企業像)
第2部 企業結合の経済学と独禁法ルール(企業結合に関する産業組織論からの評価;企業結合規制の現状と課題;欧米における企業結合審査;日本における企業結合審査―分析に基づく6つのルールの提示;企業結合規制の改革のあり方;企業結合規制と競争政策)
著者等紹介
鶴田俊正[ツルタトシマサ]
専修大学経済学部教授。1934年生れ。早稲田大学政治経済学部卒業。同大学院経済学研究科修士課程修了。(財)国民経済研究協会主任研究員、研究部長を経て現職。専攻、経済政策論、産業組織論。経済学博士。第19回石橋湛山賞受賞
糸田省吾[イトダショウゴ]
東京経済大学現代法学部教授。1937年生れ。北海道大学法学部卒業。同大学院法学研究科修士課程修了。公正取引委員会事務総長、公正取引委員会委員を経て現職。専攻、競争政策
日下部聡[クサカベサトシ]
経済産業省産業政策局産業組織課長、専修大学客員教授(経済学研究科において「産業政策」を担当)。1960年生れ。横浜国立大学経済学部卒業。通商産業省(現経済産業省)入省。資源エネルギー庁公益事業制度改正審議室長、商務情報政策局情報経済課長を経て現職。電力自由化、IT政策、産業組織政策、事業再生政策などに携わる。この間、米国ロチェスター大学大学院経済学博士課程留学
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