出版社内容情報
〈遊戯〉の原理と最新テクノロジーがひらく新たなヴィジョン――ゲーム・スタディーズ宣言
明治大学がゲーム学講座を立ち上げ、東日本におけるゲーム研究の拠点とすべく始動したプロジェクトの第1回シンポジウム「ゲーム研究の新時代に向けて」(2018年1月21日)をもとに書籍化する論集企画。論者は15名予定(詳細仮目次別紙)。ゲーム研究の先駆者でもある中沢新一氏の主宰および中川大地氏のコーディネートによる編著。ますます拡張発展するゲームを、人類の文化文明の本質に遡る、根源的・巨視的なパースペクティブの中で捉え直し、各研究分野を戦略的に位置づけ、国際水準での成果創出や新たな創造の土壌を築いていくためにも、基礎的・学際的なゲーム学の確立が急務となっている。本企画はその画期の書となるであろう。AI研究・開発との連携やコンテンツ事業へのフィードバックなど、ビジネスから文明論まで、多彩な論者による斬新かつ深い思索と実践を集結し、新時代の展望を開く
内容説明
国内ゲーム研究の最前線を担う第一人者たちが集結。ゲームと遊びの理論的探究から、研究資源としてのアーカイブ整備、ゲームデザイン/テクノロジーの最前線、実世界への応用・実装まで、新たな総合知としての「ゲーム学」の中核的な論点を徹底ガイド。“遊び”と“人生”が融合しつつある人工知能時代の人類社会を展望する、未来への羅針盤がここに―!
目次
はじめに 人新世のゲーム学へ
基調報告 日本ゲームの本質にあるもの
1 ゲーム学の射程と最前線
2 ゲーム研究のためのアーカイブ戦略
3 ゲームデザイン/テクノロジーが拡張するもの
4 現代ゲームの潮流が導く未来学
おわりに 遊戯の原理、AIの野生、拡張するリアリティ
著者等紹介
中沢新一[ナカザワシンイチ]
思想家/人類学者、明治大学研究・知財戦略機構特任教授。1950年山梨県生まれ。1980年代より現代思想を牽引し、宗教から哲学、芸術から科学まで、あらゆる領域にしなやかな思考を展開
中川大地[ナカガワダイチ]
評論家/編集者。明治大学野生の科学研究所研究員。1974年東京都墨田区生まれ。ゲーム、アニメ、ドラマ等のカルチャーを中心に、日本思想や都市論、人類学、生命科学、情報技術等を渉猟して現実と虚構を架橋する各種評論等を執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ミライ
Jey.P.