コンピュータ・アートの創生―CTGの軌跡と思想1966‐1969

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  • サイズ B5判/ページ数 414p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784757103610
  • NDC分類 702.06
  • Cコード C3070

出版社内容情報

メディア・アートの先駆者:CTGの全貌

日本が生んだ第1世代のコンピュータ・アート集団で国際的にも有名なCTG(Computer Technique Group)の初の本格的研究。CTGとその時代を一次資料で詳細に検証し、オリジナルプログラムの失われたCTG作品を今日のプログラミング言語で再現。コンピュータ&メディア・アート史研究の必須文献。

第1章 CTG結成まで
第2章 CTG活動史 1966─1969年
第3章 CTG解体
第4章 代表的4作品の再現によるアルゴリズムの解明
第5章 結論
資 料

【著者紹介】
1964年生まれ。メディア・アーティスト。中京大学工学部教授、博士(メディア科学)。

内容説明

本書は歴史に残る第1世代コンピュータ・アート集団の初の包括的な研究書である。CTGの軌跡を詳細に追い、その全作品を検証した。オリジナルプログラムの失われたCTG作品を今日のプログラミング言語(Processing)で再現して検証するなど、美術史の視座とテクノロジカルな分析が一体となった第一級の研究である。メンバーのバックグラウンドや彼らの活動を可能にした時代背景も詳述されており、1960年代の芸術とテクノロジーの状況の貴重なドキュメントとなっている。初期コンピュータ・アート研究の根本資料であり、メディア・アート史研究およびメディア科学の議論の出発点にもなり、現代のメディア・アートの創造にも寄与するであろう。

目次

序論
第1章 CTG結成まで
第2章 CTG活動史1966‐1969年
第3章 CTG解体と「eve of mass computication―コンピュータによる映像の可能性をさぐる―コンピュータ・フィルムを集めて」
第4章 代表的4作品の再現によるアルゴリズムの解明
第5章 結論
資料編

著者等紹介

大泉和文[オオイズミカズフミ]
美術家。中京大学工学部教授。博士(メディア科学)。1993年筑波大学大学院修士課程芸術研究科修了。愛知県立芸術大学美術学部、中京大学情報科学部を経て現職。芸術科学会、日本映像学会会員。作家としては、大規模かつインタラクティヴなインスタレーション作品の制作を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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doji

1
66年という時代にまず驚かされるし、若い才能がものすごい濃度で3年間の創造を残したことの記録というか、その熱量は感じることができた。表現とは何かといったテーマや人間性とは何かということはいまだに語られてるし、コンピュータを用いた表現で、それらがまったくわかってないひとによる作品はいまだにある。そんな中、ニグロポンテが言うようにCTGは古典としてひとつの道標なのだなと感じた。2018/05/01

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