災害に強い情報社会―東日本大震災とモバイル・コミュニケーション

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  • サイズ B6判/ページ数 278p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784757103306
  • NDC分類 369.31
  • Cコード C0036

出版社内容情報

震災から何を学び次の大災害にどう備えるか、通信メディアの側面から考える。モバイル社会研究所による被災地内外での実地調査報告。

東日本大震災では、モバイル・コミュニケーションは十分な役割を果たせなかった。震災から何を学び、次の大災害にどう備えるか、通信メディアの側面から考える。モバイル社会研究所による、被災地内外での実地調査報告。

序 章 パンドラの箱「東日本大震災」
第1章 災害に強い社会とは?
第2章 地震・津波被害と情報行動
第3章 ケータイは災害時の意思決定を支えられるか
第4章 モバイル・コミュニケーション・ネットワークの災害対策
第5章 「インターネット的」なコミュニケーションの支援
第6章 情報発信と心理的ケア
第7章 「インターネット的」な時代における災害対応

【著者紹介】
1978年生まれ。モバイル社会研究所副主任研究員。法政大学経営学部講師。共著書に『ハラスメントは連鎖する』(光文社新書)などがある。

内容説明

ケータイやスマートフォンは現代社会に広く普及し、今や人々はモバイル・コミュニケーションに依存して生活している。そのような状況下で大震災は起こった。そして残念ながらモバイル・コミュニケーションは十分に機能しなかった。東日本大震災でモバイル・コミュニケーションの理想と現実との間に何が起こっていたのかを明らかにし、近い将来に懸念される大災害に備えて、社会がどのように防災力を向上させていくべきかを考える。

目次

はじめに パンドラの箱「東日本大震災」
第1章 災害に強い社会とは?
第2章 地震・津波被害と情報行動
第3章 ケータイは災害時の意思決定を支えられるか
第4章 モバイル・コミュニケーション・ネットワークの災害対策
第5章 「インターネット的」なコミュニケーションの支援
第6章 情報発信と心理的ケア
第7章 「インターネット的」な時代における災害対応
おわりに 箱の底の希望

著者等紹介

本條晴一郎[ホンジョウセイイチロウ]
NTTドコモモバイル社会研究所副主任研究員。法政大学経営学部兼任講師。流通科学大学附属流通科学研究所客員研究員。東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻修了、博士(学術)。防災士。学術振興会特別研究員、東京大学東洋文化研究所特任研究員を経て現職。学習とコミュニケーションをキーワードに、生物がいかにして複雑な世界を認識しているかの仕組みと社会における多様性の研究をおこなっている

遊橋裕泰[ユウハシヒロヤス]
NTTドコモモバイル社会研究所主任研究員。法政大学デザイン工学部兼任講師。情報・システム研究機構新領域融合研究センター共同研究員。東京工業大学大学院社会理工学研究科修了、博士(学術)。MBA、専門社会調査士、防災士。研究プロジェクトの企画・管理や、「災害に強い情報社会」、「モバイルを活用したネットワーク組織」などをテーマとした調査研究に取り組む。日本学術振興会先導的研究開発委員会「クライシスに強い社会・生活空間の創成」で委員を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。