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著作権2.0―ウェブ時代の文化発展をめざして

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  • サイズ B6判/ページ数 252,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784757102859
  • NDC分類 021.2
  • Cコード C0036

内容説明

グーグル以後の知的財産権を考える。著作権という権利の実体は何か。その本来の理念と突き合わせて考え、あわせてその次世代の姿を「著作権2.0」として提案した。

目次

第1部 現在―技術先行(検索エンジン―ブレイクスルー;ファイル交換―大衆の反逆;技術的制御手段―利己的な技術)
第2部 著作権法入門―キーワード集(著作権法―「著作権法は著作物ではない」;国際条約―二重標準も)
第3部 過去―試行錯誤(録音録画装置―市場の失敗;コンピュータ・プログラム―機械すなわち著作物;データベース―インセンティブの産業化;電子ジャーナル―商用化、あるいはオープン化)
第4部 近未来―見直し(権利強化、あるいは権利制限;新しい葡萄酒は新しい革袋に;著作権像の多様化)

著者等紹介

名和小太郎[ナワコタロウ]
1931年生まれ。東京大学理学部物理学科卒業。工学博士。石油資源開発(地震探査法の開発)、旭化成工業(ロケット燃料の生産管理および情報システムの開発)、旭リサーチセンター(技術政策の調査)、新潟大学法学部(情報通信制度の研究)、関西大学総合情報学部(同)を経て、現在、情報セキュリティ大学院大学特別研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nekozuki

1
飛ばし読み。著作権の遍歴を現在・過去・未来に分けて紹介し、新たな著作権(著作権2.0)の必要性を述べています。「ルカの福音書」の言葉を用いた、現行著作権法は古い革袋であり、新しい葡萄酒(新たな著作物)を入れるには、新しい革袋が必要という比喩はすごくしっくりきました。2013/06/21

抹茶ケーキ

0
グーグル時代に入り著作権法もこれまでのもの(著作権法1.0)から新しいもの(著作権法2.0)に変化したとのこと。具体的には、誰でもが著作物を複製することができ、権利者がそれをコントロールできない状況に、著作権法2.0は対応することを迫られているみたいな話。前著と内容の重複が多いなと思った。2017/02/20

Nyaotora

0
現行の著作権は19世紀時代のそれを引きずっていて、現代の著作権の在り方に馴染んでいないというお話。 特にオプトイン・オプトアウトの話が面白い。 それぞれの種類の著作物ごとに整理されていて非常に分かり易かった。 しかし僕が求めていた二次創作の部分にはあまり触れられず。結論としての著作権2.0からすれば、二次創作はオプトアウトの形式であれば著作権者から反対が無い限り肯定されるのだろうか。まだ勉強の必要がある。 とりあえず入門書として楽しめました。2012/04/25

田中彰英

0
むずい。難解。 著作物とは、作成物それ自体というより、思想感情に注目されたもの。表現に希少性があるかどうか。2022/08/03

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