内容説明
ソフトウェアのコピーは、なぜいけないか。プライバシーは、どこまで認められるか。表現の自由、サイバー犯罪、知的財産権、プライバシー、公正なアクセス…サイバー空間上の法・公共政策・倫理的な規範について、具体的な設例をとおして考察を深める。
目次
第1章 倫理上および政策分析のための枠組み
第2章 サイバー空間における表現の自由
第3章 知的財産権問題1―ソフトウェアの財産権
第4章 知的財産権問題2―デジタル音楽、相互接続性、不法侵入
第5章 プライバシーと情報アクセス
第6章 セキュリティとサイバー犯罪
第7章 法的責任、信頼性と安全性の問題
第8章 公正な競争とインターネットアクセス
著者等紹介
スピネロ,リチャード・A.[スピネロ,リチャードA.][Spinello,Richard A.]
ボストン・カレッジ、キャロル経営大学院特任准教授。情報技術の倫理、マネジメントにおける社会問題、および企業戦略などの学科で講じている
林紘一郎[ハヤシコウイチロウ]
情報セキュリティ大学院大学副学長・教授、元NTTアメリカ社長。Nextel社取締役。経済学博士、博士(法学)。専門は、技術標準や知的財産、メディアのあり方などをめぐる法と経済学、インターネットの自由と規律、セキュリティ法など
中西輝夫[ナカニシテルオ]
上智大学外国語学部卒。1969年より2004年迄三菱商事株式会社に勤務。主として鉄鋼貿易、情報機器貿易に従事。その間スペイン、米国、ベネズエラ、サウジ・アラビアなどで11年間にわたる海外勤務を経験。1992年より総務・人事関係業務に従事、社内情報化推進組織の立ち上げ、社内教育を担当。情報化と企業倫理の重要性を認識するようになる。2004年4月開設の情報セキュリティ大学大学院に入学、2006年3月情報セキュリティ研究科修士課程修了、修士(情報学)。現在同大学院客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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