内容説明
１９９０年代に本格化したディジタル革命。マルチメディア新市場の創出と事業化。そして、分社化と再編成、大規模な人員流動を伴う構造改革。ＮＴＴ改革の１０年間を明らかにする。
目次
第１章 ディジタル化（ディジタル化の開始、まずは市外から；市内のディジタル化；アクセス網の光ファイバ化；ソフトウェア化；１９９３年）
第２章 マルチメディア化（マルチメディア市場の確立；移動体通信；インターネットとＩＴを活用したビジネス；ブロードバンド時代の新ビジョン）
第３章 再編成（再編成の動き；Ｒ＆Ｄ新体制；グループの運営）
第４章 構造改革（値下げ；構造改革）
第５章 グループ企業（ＮＴＴデータ；ＮＴＴドコモ；ＮＴＴコミュニケーションズ；ＮＴＴファリシティーズ；ＮＴＴ－ＭＥ）
著者等紹介
宮津純一郎［ミヤズジュンイチロウ］
日本電信電話株式会社取締役相談役。１９５８年４月日本電信電話公社入社。１９８７年６月日本電信電話株式会社取締役ネットワーク事業本部長就任。１９８８年６月同常務取締役ネットワーク事業本部長、技術企画本部長、ネットワーク高度化推進本部長、１９９２年６月同代表取締役副社長ネットワーク高度化推進本部長、サービス生産本部長ネマルチメディア推進室長、マルチメディア推進本部長を歴任し、１９９６年６月同代表取締役社長。２００２年６月より現職
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感想・レビュー
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Yukiko Yosuke
1
元宮津社長による、民営化後のNTTの改革について書かれた本書。ディジタル化、マルチメディアの言葉が氾濫した時代、そしてNTT再編による現在の持株・5事業会社体制へ。読んでいて悩むのは、通信技術の進歩を担う企業でありながら、ディジタル化以降は外部の進歩についていくだけになっている、その原因がどこにあるのだろうか、ということ。NTTはNTTであり、そこから抜け出せていない？何が変われば良いのだろうか。2014/09/07
尚幸
0
もう少し民営化のないように踏み込んでほしかった2011/07/09
