内容説明
本書はビジョン策定にあたって、今後の10年を見通した時、ドコモは何を目指し、何をすべきかを、第一線の社員によるプロジェクトで検討した内容を中心に取りまとめたものです。
目次
序章 ドコモの「MAGIC」とは
第1章 日本の移動通信発展の歩み
第2章 ドコモの誕生と成長
第3章 モバイル・フロンティアへの挑戦
第4章 ドコモの2010年ビジョン「MAGIC」
第5章 ビジョン実現に向けての戦略検討
終章 「MAGIC」実現のための「DREAM」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
TK
1
1990年代後半にかけて、NTTドコモ内で考えられた今後来るであろう未来、目標、戦略が書かれた著書。驚いたのは、現代で隆盛しているメッセージアプリ、SNS、各種SaaSと思われる言葉が戦略の中にちりばめられていること。その時代にいくつか手掛けていれば、LINEやセールスフォースにも勝る(かもしれない)とてつもない企業になったのだろうが、イノベーションのジレンマ的に既存の売上と比較して小さい新規事業は決済が下りなかったのか、一次情報が足りずにアプリケーションレベルでの想像力・構想力が弱かったのか。2023/03/21