出版社内容情報
がん専門医として働く医師の妻が突然がんが見つかり、対処するまでとどう処置をしたか、時系列に「実況中継」しています。章ごとに実況中継で医師として妻のがんを診断するまで、診断する際にどんな検査をし、結果をうけてどう対処していったのかを説明し、その後当事者である妻のメッセージを入れることで、対処した医師と患者の気持ちが両方把握できます。またそのあとの解説編として日頃の疑問にQ&A方式で答えていくという構成です。
内容説明
40代が余命2カ月。がん宣告は突然に。愛する人を失わないために今できることのすべて。
目次
第1章 え?40代が妻が進行がんに(世界が一変するまで;家族にがんが見つかったときのこと、考えたことはありますか? ほか)
第2章 がん戦争に突入―術前化学療法(がん戦争が始まった;家族崩壊の危機―がんじゃない家族は敵か? ほか)
第3章 運命を分ける戦い―手術(いよいよ手術へ;両親にどう伝えるか ほか)
第4章 延長戦へ―術後化学療法・維持療法(目に見えないがんを叩く;果てしなきがん戦争 ほか)
第5章 がん患者家族となったがん専門医から、あなたへ(病状が好転してからのほうがつらかった;患者家族になったら、話し方も診療内容も変わった ほか)
著者等紹介
寺下聡[テラシタサトシ]
1977年兵庫県生まれ。2002年自治医科大学卒業。専門は呼吸器内科。日本がん治療認定医機構がん治療認定医、日本内科学会総合内科専門医・指導医、日本呼吸器学会呼吸器専門医・指導医、日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡専門医・指導医・評議員の資格を持つ。日本肺癌学会にも所属。現在まで20年以上、最前線の医療機関で呼吸器内科の診療に携わり、学会発表・講演・論文多数。地域医療にも造詣が深い。2015年から日本赤十字社和歌山医療センター呼吸器内科副部長
寺下雅子[テラシタマサコ]
栃木県生まれ。宇都宮大学大学院教育学研究科美術教育専修修了。美術館で教育普及活動に携わる。生来健康、大病の経験なし。家族にもがん経験者はおらず、がんとは無縁の生活を送る。2020年5月生命が危ぶまれる進行した卵巣がんと診断される。抗がん剤・手術治療のため、入退院を繰り返す。がん発病をきっかけに人生観が大きく変化し、認定NPO法人キャンサーネットジャパンが実施するCNJがんナビゲーター(CCN)となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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