内容説明
チベット高僧による「般若心経」読経を聴きながら無心で没頭。緻密にして妖艶、そして自由。チベットの高原で今も生きる仏教美術を、筆を通じ体感する至高の体験をあなたに。
目次
1 チベットの自然に遊ぶ―花、葉、水、雲、虹など(蓮の花1;花;蓮の葉 ほか)
2 神聖な存在に触れる―仏具や神獣(金剛杵;金剛鈴;如意宝珠 ほか)
3 心が整う仏たちの線描き―ホワイトターラー、ヤンチェンマ、龍…(仏足石(仏足跡)
セルニャ(金の魚)
虎 ほか)
著者等紹介
飯野博昭[イイノヒロアキ]
チベット仏画師・絵師。1970年生まれ。20代半ばで東南アジア・中東・欧州放浪の旅を始める。その途上でチベット仏画に出会い、ネパールのカトマンドゥにてチベット人タンカ絵師のカルマ・トゥプテン氏に弟子入り。以来チベット仏画の描法を修行しつつネパール、インド、日本で制作活動を行い、2008年からは日本に拠点を移す。現在、古典的なチベット仏画の制作だけでなく、チベット仏画の技法を用いたオリジナルの作品にも力を入れる細密線画ワークショップ・細密絵画教室を開催
ケンスル・リンポチェ・ゲシェー・テンパ・ゲルツェン[ケンスルリンポチェゲシェーテンパゲルツェン]
チベット仏教ゲルク派総本山デプン・ゴマン学堂第75代学堂長。1932年チベットキナク村生まれ。11歳で出家。1959年中国共産党のチベット侵略にともない、ダライ・ラマ法王の後を追ってインドに亡命。1967年チベット仏教における最高学位である「ゲシェー・ラランパ」の称号をダライ・ラマ法王より授与。以後、伝統に則り密教の学習をしながら、後学のために講義をはじめ、多くの弟子を養成。1986年から他界する2012年までダライ・ラマ法王よりゴマン学堂の第75代学堂長を拝命(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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