出版社内容情報
医学と株式投資には「不確実性との闘い」という共通点があります。本書は、医学博士の著者が65歳定年を契機に、それまでの科学者としての経験と数学的アプローチを駆使し株の不確実性に挑戦した1年8か月の記録です。
多くの株式投資家が活用するローソク足やチャート、ボリンジャーバンドなどを使ったテクニカル分析についても、数学的手法を採用した独自の基準を採用。ゴールデンクロスとデッドクロス局面の生かし方についても同様です。株価が1/2戻しまできたときには、戻り売りのチャンス。反対買いは、1/5戻しで清算するのが無難などといったように、株価の上昇時でも下降時でも株式売買利益を実現するために、1日のなかで何回か「反対売買付き注文」と「逆指し値注文」を繰り返します。結果として、勝率90%、年利回り40%(税引き後)達成しました。
付録の「株取引シミュレーションゲーム」を使うことで、仮想の取引を楽しむこともできる、これから株を始める方にも、株取引で悩んでいる方にも役立つ1冊です。
内容説明
医学と株式投資には「不確実性との闘い」という共通点があります。治療するときは、診察して、検査をして、病気を推測します。医師の診断・治療の武器は数学的アプローチなのです。この数学的な視点で株式投資を見ると今までの“必勝法”がいかに脆いものかがわかってきました。本書では、勝率90%を達成した数学的手法を具体的に公開します。
目次
プロローグ 工藤式デイトレードの基本(1年間で資金を倍増させるデイトレードテクニック;株価下降時も上昇時も「信用取引」で利益を実現 ほか)
1 任天堂株デイトレード日記(「ボリンジャーバンド」を駆使して任天堂株式売買で利益を実現)
2 デイトレード必勝法(基本編)(「日内変動」の法則性を見つけよ!;高値での空売りは、リスクの割にはリターンが小さい! ほか)
3 デイトレード必勝法(上級編)(短期の流れは「5日移動平均線」、中長期は「20日移動平均線」を参考に!;株価のトレンドだけを参考にしても平均で300円は勝てる! ほか)
4 試してみませんか!「株取引シミュレーションゲーム」(無料で提供している著者作成の株ゲームでチャレンジ!;ゲーム開始)
著者等紹介
工藤靖夫[クドウヤスオ]
1955年函館市生まれ。医学博士。中学のときに、最愛の祖母を心筋梗塞で失う。当時、日本最初の心臓移植が行われた札幌医科大学に進学。卒業後は、心筋梗塞の研究のためイギリス・アメリカに留学。当時、発売開始されたばかりのパーソナルコンピューターを使って、医学統計学や人工知能を研究。2004年から札幌南一条病院院長として、病院経営学を学ぶ。2020年に、名誉院長となったのを契機に、それまでの科学者としての知識が株取引にも応用できるのではないかと考え、株の不確実性に対して数学的アプローチで挑戦をはじめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。