内容説明
「なんのために働いているのか?」は誰もが考えることです。ここでいったん立ち止まり、働くことの意味を根本から考えてみませんか?「働くって何だ!?」「仕事って何だ!?」がハラにストンと落ちてくる明快講義。
目次
第1章 仕事・キャリア(キャリアをかたちづくるもの;改めて「仕事」とは何か?;目的と手段;動機・働きがい;夢/志;夢/志がみえてくるプロセス)
第2章 知識・能力(能力の広がりと深み;知る力;試す勇気と状況をつくりだす力;描く力;)
第3章 働くマインド(自律と自立;自律と他律;「個」としてのプロフェッショナル;「転職」を考えるとき)
第4章 仕事の幸福(成長すること;「よい仕事」の報酬;仕事の幸福・成功について;ストレスと共に生きる;心のマスターとなる)
著者等紹介
村山昇[ムラヤマノボル]
1986年慶應義塾大学・経済学部卒業。プラス、日経BP社、ベネッセコーポレーション、NTTデータを経て、03年独立。現在、キャリア・ポートレートコンサルティング代表。94‐95年イリノイ工科大学大学院「Institute of Design」(米国・シカゴ)研究員、07年一橋大学大学院・商学研究科にて経営学修士(MBA)取得。「キャリアの自画像(ポートレート)」を描くという独自の方法論から、企業従業員、団体職員、大学生を対象にキャリア教育のプログラムを開発・実施している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
俊
7
プッシュ(義務感)ではなくプル(意欲・目標)の力を育てる。リスクや面倒を厭わない。2019/01/01
島の猫
4
30歳まで目標・夢・志を持ってこなかった。いつもの間にか目的が手段と入れ替わり、歩みをとめてしまった時期があったがそういった現象の仕組みを言語化してくれた。それらは外から与えられるものでなく、自分の中に既に完成してあるものでもなく、未知の中に自らで作っていくものだった。基準は成功のキャリアでなく、幸せのキャリア。それは自分で器を作りそれを満たしていくこと。夢や志を自ら創り出しその仕事を理想まで近づけていく、絶え間ない過程に身を置くこと。これでいいやって思った途端につまらなくなるもんなあ。2023/12/12
すうさん
1
「働く」ことの意義は「生きること」に通じている。精神的や宗教観での解釈はたくさん本も出ているが、この本のように論理的に「仕事」というものをいろいろな面から解釈されて、とくに若い人にはいい本だと思われる。人生にとって仕事とは、単なる「自分探し」ではなく、自分と社会とのかかわり方、関係性も学べる本だ。2013/10/05
セクシー先生
1
最近の働き方の本はどちらかといえば、アツい感じのものが多いですが、この本はいたってクール。 内容については、図を多用しアカデミックな感じを持ち合わせています。 そのほうがじっくり効いてくる感じですね。 2013/11/04
ジョル
1
よく言われていることだけど、あらためて大事だな、と思った。2013/04/08