内容説明
実戦からの教訓集。著者は今年63歳。33年前に自分で創業した、いわゆる初代経営者です。会社は、バブルのときもバブルがはじけたあとも、黒字決算を続けてきて、時には、多額納税もしてきました。今まさに息子にその会社を継がせようとしている最中です。本書は、大げさに言えば、実戦から後継者に遺す経営教訓集です。
目次
第1章 新社長のための“社内人間学”―社員さんとどうつきあうか
第2章 あとにいさかいを残さない分社のさせ方―功労幹部をどう処遇するか
第3章 引退・承継前にやっておくべきこと―自分と後継者をどうあつかうか
第4章 私が実際にやったこと―決めてからどうしたか
第5章 社内の信頼を得る方法―求心力を得るには
第6章 新社長の構え方―日々をどう生きるか
第7章 その他、伝えておきたいこと―身につけておきたい、あれこれ
第8章 事業を継ぐ二代目として意見表明します
著者等紹介
石野誠一[イシノセイイチ]
昭和16年、大阪生まれ。小4で、父をなくした影響で、その後は、いわゆる苦学生活。早稲田大学第一文学部英文科専修を、昭和41年に卒業。7年弱のサラリーマン生活ののちに、昭和48年、夫婦で有限会社明日香出版社を創業。すぐに失敗して、小出版社の取次ぎ納入代行、保管代行などの別会社を起業し、こちらは大当たり。最盛期、版元得意先40社。飯田橋に2つのマンションを所有。10年後、後輩の出版社設立志望者たちと合体し、本格的に出版活動を再開する。営業のプロ、編集のプロを抱えて、初動は苦労するが、やがて「いきいき版元」として、業界の一隅で輝く
石野栄一[イシノエイイチ]
昭和50年1月、大阪生まれ。父や母の出荷作業を見ながら、トーハンバケット社のなかで寝込んでしまう幼年時代をへて、小さな出版社の成長とともに大きくなる。高校卒業と同時に大阪支店にてバイトをしながら、大学は近畿大学通信教育学部を卒業。その後、非常勤取締役に就任。営業を経て、目下、経理部責任者
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