内容説明
著者が投資の世界に足を踏み入れたのは今から30年前のこと。しかし失敗を繰り返すこともあり、儲かったと喜んだかと思えば、次には損をしたりで、投資の本来の目的であるはずの『資金を殖やして、殖えた資金でいっそう資金を殖やす』の繰り返しとはいかなかった。ところが、これまでの失敗の原因分析をもとに、それまでの行き当たりばったりのやり方を改め、きちんとした方針にもとづいて売買するようになってから資産を殖やし続けることができるようになった。本書ではそのやり方について以前の著者の投資態度や、世間一般の方々のやり方もあわせて考えながら、「このようにするとこんなに有利なのですよ」という形式で書いている。
目次
株式投資こそ億万長者への道―確かな方法がある。儲けたり損したりはもう卒業だ
『五分と五分』のなかで100%儲ける―確たる売買法を持たず、行き当たりばったりの投資家は大成できない
難平(ナンピン)の威力―難平買いすればこんなにもすごいことに
難平(ナンピン)の威力の原因とその効用―難平買いは平均値を下げるだけではない
『事業派』か『賭博派』か―投資家に2種類あり。片方は儲けてばかり。もう一方は儲けたり損したり
情報に振りまわされるな―正しい売買法をしっかり守れば100%利益が続く
殖財のなかでの利益率を意識せよ―資産全体の増加率こそがすべて
銘柄選択(1)倒産リスクゼロの銘柄―『下がるほどチャンス拡大』で買い増しできるのは、このグループ
銘柄選択(2)値下がりリスク極小銘柄―底値を買うからこそ何倍もの値上がり幅が取れる
『金融収支』プラス企業の強み―不況にも金利上昇にも〔ほか〕
著者等紹介
友成正治[トモナリマサハル]
1945年徳島県生まれ。’64年徳島大学工学部入学と同時に自宅にて学習塾友成塾を開設。その後もずっと学習塾を続けるかたわら、今日まで約30年間株式や商品先物取引の投資法を研究。“株式投資で最も大切なことは売買技術である。銘柄選択だけしか考えないやり方では儲け続けることはできない”との考え方をもとに、長期投資で、着実に、大きく資産を殖やさしいる。倒産リスクゼロ銘柄を値下がりリスク極小時に買い込むことと併せて買う技術、売る技術を確立することの重要性・優位性を訴えている。また、その技法は商品先物取引にも同じように適用でき、保有株を有効利用して着実な利益を上げている。学習塾は’91年に法人化、現在はティージェイ代表取締役。社団法人全国学習塾協会会員
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