感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
印度 洋一郎
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木曽の木地師の息子から、映画界の風雲児となった新東宝社長の大蔵貢の自伝。何しろ、キャリアの絶頂期の本だから勢いがある。東京へ出て来て、何とか社会的上昇を模索し、行き着いたのは活動弁士。当時、草創期で何でもありだった映画界に潜りこみ、やがて興行側へも進出。徹底した節約主義と市場調査で成功し、映画会社の経営にも進出していく。とにかく、オレオレオレの顕示欲と読む者を楽しませてやるぞ!のサービス精神に溢れた内容。新東宝でメガヒットを飛ばし益々絶好調!でこの本は終わるが、その後このワンマン体質が祟り、会社は倒産する2018/04/28
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- 和書
- 物理1B・2基礎問題精講