内容説明
ロヒール・ファン・デル・ウェイデンの『十字架降架』に、ペトルス・クリストゥスの『金銀細工師の工房』に、ヒエロニムス・ボス『快楽の園』右翼パネル“煉獄”に、ピーテル・ブリューゲルのイタリア旅行に、ペーテル・パウル・ルーベンスの『十字架降架』に、アルプス南北の美術相互交流に、ネーデルラント美術の精華を探る!
目次
プロローグ 神の聖なる世界から人の生なる世界へ
第1章 ロヒール・ファン・デル・ウェイデン作『十字架降架』―ネーデルラント美術における伝統の形成と伝播
第2章 ペトルス・クリストゥス作『金銀細工師の工房』―職業倫理とイメージ
第3章 浄罪か永劫の苦しみか―『快楽の園』の右翼パネルが示すもの
第4章 ピーテル・ブリューゲルのイタリア旅行―新たな視座による
第5章 ルーベンスの『十字架降架の三連祭壇画』―画家の才能と創意
エピローグ アルプス南北の美術交流
著者等紹介
今井澄子[イマイスミコ]
大阪大谷大学文学部教授/ネーデルラント美術史
杉山美耶子[スギヤマミヤコ]
日本学術振興会特別研究員/ネーデルラント美術史
木川弘美[キガワヒロミ]
清泉女子大学文学部教授/ネーデルラント美術史
リヒテルト,カトリーン[リヒテルト,カトリーン] [Lichtert,Katrien]
美術史家
〓城靖之[タカシロヤスユキ]
東京都美術館学芸員/一七世紀オランダ美術史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。