内容説明
デューラーの『岐路に立つヘラクレス』、ゼーバルト・ベーハムの『若返りの泉』、ファン・レイデンの『マグダラのマリアの踊り』、ラファエッロ/ライモンディの『パリスの審判』、パルミジャニーノの『キリストの埋葬』、ブリューゲルの『ティヴォリの風景』、ジャック・カロの『大狩猟』、レンブラントの『エジプト逃避』、これら彫版されたイメージ/表象の源泉と意味を探り、それらの内部に込められた創造の秘跡を探検する!
目次
デューラー『岐路に立つヘラクレス』―版画が運んだイメージの記憶
ゼーバルト・ベーハムの『若返りの泉』―大型木版画を読み解く愉しみ
ビュランによる色彩表現―リューカス・ファン・レイデン『マグダラのマリアの踊り』
ラファエッロの版画戦略と版画家の創意―アンニーバレ・カラッチ『岐路に立つヘラクレス』との関係をめぐって
パルミジャニーノの『キリストの埋葬』―マニエリストの二つのヴィジョン
ピーテル・ブリューゲル“大風景画”連作―『ティヴォリの風景』をめぐって
ジャック・カロとフィレンツェ―『大狩猟』をめぐる一考察
見知らぬ土地へ―レンブラントの『エジプト逃避(セーヘルス改版)』をめぐって
著者等紹介
幸福輝[コウフクアキラ]
国立西洋美術館客員研究員/ネーデルラント美術史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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