感覚のラビュリントゥス<br> 知識のイコノグラフィア―文字・書籍・書斎

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感覚のラビュリントゥス
知識のイコノグラフィア―文字・書籍・書斎

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  • サイズ A5判/ページ数 206p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784756611208
  • NDC分類 702.37
  • Cコード C0071

内容説明

聖ヒエロニムスの読書する空間で聖母子を言祝ぐギリシア文字に、聖女たる証を伝えるラテン文字に、瞑想を誘う宗教的イメージに、精緻な木象嵌のストゥディオーロで、言葉とイメージが相互に召喚しあい融合する、感覚を媒介にした知識の生成を視る。

目次

第1章 アントネッロ・ダ・メッシーナ“書斎の聖ヒエロニムス”―イタリア・ルネサンスにおける読書の観点から(出佳奈子)
第2章 敬虔なる様式の形成―聖母子画と描かれたギリシア文字、署名(佐々木千佳)
第3章 アンドレア・サッキの“聖女ロザリア・シニバルディ”を読み解く―トレント以後の聖性と文字(新保淳乃)
第4章 絵は詩に似て―イエズス会の言葉とイメージ(吉住磨子)
第5章 ウルビーノ・ストゥディオーロ再考―木象嵌装飾の視点から(林羊歯代)
解説 知識のルネサンス的表象―アントネッロからウルビーノへ(上村清雄)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あかふく

1
タイトルと問題設定が一致する論文を集めたもの。執筆者は全員イタリア美術史専門。あくまでも「絵画に描かれた」文字、書籍、書斎が問題であり、文字、書籍、書斎を絵画にする行為自体を問題化するような視点はほとんどない。そういった視点としてあったと思われるのは、文字がイメージ化され、並列されることによって思考が始まるというようなところ。扱われているのはアントネッロ・ダ・メッシーナ《書斎の聖ヒエロニムス》、ジョヴァンニ・ベッリーニのカルテッリーノ、アンドレア・サッキ《聖ロザリア・シニバルディ》、イエズス会など。2013/09/30

鳩羽

1
視覚イメージとその中にある文字・文章といった言葉は、どちらが先に訴えかけてくるのか、どちらがより強い意味を投げかけてくるのか、という内容だったんだろうと思う。けれど美術の知識がないのでよく分からなかった。単に図像の読み解きに、へぇーと感心するだけでもおもしろかったけれども。聴覚>視覚だった時代に比べれば、瞑想的な生活、静かな思索、そのための書斎が流行るというのも納得。2012/02/18

人生ゴルディアス

0
美術史の素養がないので、ほとんどわからなかった。けれど、直前に本棚の歴史についての本を読んでいたので、その点からは面白かった。本棚の本の向きや、閉じ方、広がり切った本の描き方などなど。絵に関する知識がある人は、もっといろいろ読み取れるのだろうし、そういうことを読み取れる人が記した本。2013/09/02

rien

0
イメージと言葉の相互作用を考察する5つの論考を纏めた本で、すべてイタリア美術・工芸を例に採って論じられている。どの論も面白く読めるが、個人的には第一章「アントニオ・ダ・メッシーナ《書斎の聖ヒエロニムス》− イタリア・ルネサンスにおける読書の観点から」が秀逸かと。一読を勧めます。2012/04/07

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