都市の解剖学―建築/身体の剥離・斬首・腐爛

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  • サイズ A5判/ページ数 262p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784756611192
  • NDC分類 361.78
  • Cコード C0070

内容説明

カナレットの剥離/移植のヴェネツィア都市表象、ピラネージの蝟集/重層/撹乱する古代ローマの復元、ルドゥー/サドの性愛建築における対立物の一致、ユベール・ロベールのフランス革命期の廃墟表象、ゴーティエ/ユイスマンスの文学的病理学者の眼差し、これら対象の表皮を切り開き、剥がし、あるいは切断する、眼の指で撫でるような欲望を内に秘めた、都市へと向けられた解剖学的な眼差しの諸相を呈示する。

目次

序章 建築の解剖学―その皮膚と骨格
第1章 都市の「語り」と「騙り」―カナレットのヴェネツィア表象にみる都市改変の原理
第2章 「起源」の病と形態の闘争―ジョヴァンニ・バッティスタ・ピラネージによる古代ローマ表象
第3章 適合性と怪物性―クロード・ニコラ・ルドゥーの両極的性質
第4章 建築の斬首―フランス革命期の廃墟表象における瞬間性と暴力性
第5章 石の皮膚、絵画の血膿―一九世紀文学における「病める皮膚」のモティーフ
エピローグ 眼差しのディセクション
解題 廃墟の皮膚論―あるいは、紋章の解剖/解剖の紋章(田中純)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

EnJoeToh

3
見通しが良すぎる気はするけど面白い。2012/02/16

ルートビッチ先輩

2
皮膚は触れられるものとして、そして内部と外部を分けながら侵犯の場となるものとしてある。建築においてそれは外壁であり、老いや病があらわれる、そして内部と外部の反転する場という性質をとくに廃墟形象において明らかにしていた。まず都市の改変を行うという点で一致するカナレットとピラネージのコラージュにあらわれる違いとルドゥーの建築の観相学的試みの両極を見ることで、建築および都市における内部と外部の混乱を浮かび上がらせる。それは統合や統一といったものに対する反とも言えるのかもしれない(本書は18,19世紀が中心)。2015/02/18

Rei Kagitani

0
視線の暴力性。視線と思考の自傷性。まなざしの主体と客体の転倒とcritique2013/10/11

manifestus_

0
始源に向けて掘り下げるバビロマニアのピラネージ、リビドナスな表象を全開のルクー、「正しい」世界表現を目指し自己錯綜したルドゥー。特に第4章「建築の斬首」結び、従来のノスタルジックな積分的廃墟と戦争など政治力学による瞬間的廃墟との対比は興味深い。2012/03/28

AsK

0
都市の解剖学と銘打ってあるが主に建築を歴史的、また文学的に人体と捉えて解釈を行うもの。対象となる年代は17世紀から19世紀までをメインにたまに例として現代の作品も取り上げる。建築に関しては景観画家カナレット、版画家ピラネージ、建築家ルドゥーが登場。建築物がなんらかの損傷を受けたり、図面などで外部から内部を覗かせる状態を、人体の解剖のさまとの共通のものとして捉えるが、ルドゥーはともかくピラネージに関しては無理のある解釈であった気がしてならない。ただ、捉え方は非常に斬新。 2012/01/11

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